【河馬】Street Fighting Man
ローリング・ストーンズのオリジナルは「Beggar’s Banquet」に先立つシングルとして68年にリリースされたものです。激動する時代に即した好戦的な歌詞とエキゾティックな音楽性(デイヴ・メイスンがシェナイという中近東の笛を吹くほか、リック・グレッチがviolaを弾いてるとか)が印象的です。ロッド・スチュワートのカヴァーはVertigoから出た初ソロ「An Old Raincoat Won't Ever Let You Down」に収められていたものでイアン・マクレガン(p)、ロン・ウッド(g,b)のフェイシズ勢がバックアップしています(dsはジェフ・ベック・グループ時代の同僚、ミック・ウォーラー)。切れ味鋭いウッドのスライドもカッコイイですが、何と言っても独自の解釈とも言えるアレンジで、オリジナルに準じたメロディーが出てくるのは3分台に入ってからです。