【河馬】24・In The Midnight Hour

オリジナルはウィルソン・ピケットの熱いソウル・チューンです。これをそのままやったジャムのカヴァーもありますが、若干温度を低くしたような、ロキシー・ミュージックのヴァージョンで行きましょう。
僕はもうどうしてもグラム・ロックがダメで、音だけならいいんですが、動く姿が入っちゃうと拒否反応が先にいっちゃうんですよ。解散状態を経て79年に復活したロキシーは、同時代のNew Waveとも呼応しつつ(もともとテクノ・ポップの精神性など近い部分はありました)、オシャレな世界を展開。アンディ・マッケイのsax,oboeを好きになれるかが、ロキシーを聴く上での一つのポイントでしたが、スムーズさが増した「Flesh+Blood」('80)ではそこをクリアしてます(もちろん僕の中で)。