【島の人々 74】

Get A Whiff A This

Get A Whiff A This

Vertigoで2枚出したジューシー・ルーシーは、1枚ごとにメンバーが流動的なブルーズ・ロック〜UKスワンプです。サイケバンドのミスアンダーストゥッドを母体にし、切れ味鋭グレン・キャンベルのsteel-gと黒人voのレイ・オーウェンをフロントに出したファーストは、混沌としたサイケデリックな味わいもありました。ポール・ウィリアムズ(vo)とミッキー・ムーディー(g)が加わった「Lie Back And Enjoy It」に続く3枚目「Get A Whiff A This」は、Bronze移籍第1弾で、サザンロック的なテイストも前に出したスワンプロック。スピリットやオールマン・ブラザーズ・バンドのカヴァーもあります。ムーディーは後のスナフーやホワイトスネイクではスライドの名手とされてますが、ジューシー・ルーシーでは大先輩がすでにいるんであまり弾かせてもらってません。Bronze原盤ILPS9157.