【河馬】29・Willin'

今日はリンダ・ロンシュタットの誕生日だそうなんですけど、自作よりもprodのピーター・アッシャーによるレパートリー・リサーチ力がすぐれたリンダの場合どの曲でもカヴァーになりますね。よって一番好きな70's半ばをチョイス。リトル・フィートのファーストに入ったヴァージョンがオリジナルのドラッグソングの”Willin’”です(バーズの「Untitled」の方が先かなあ)。いずれにせよザッパのマザーズにいたローウェル・ジョージがこの曲を御大に聞かせたら、自分のバンドを組んだらしいとアドヴァイスされ、組んだのがフィートでした。
リンダのヴァージョンは、75年の「Heart Like A Wheel」に入ったど真ん中のカントリー・ロックなアレンジ。当時のステージでは重要なレパートリーでした。この76年のライヴでは、アンドリュー・ゴールド(g)やダン・ダグモア(steel)をフィーチャー。主役と脇役がしっかりしたステージなんで、主役以外にスポットライトがなかなか当たらないのが残念と言えば残念ですが(ケニー・エドワーズやワディ・ワクテル、マイク・ボッツ(多分)にはこの曲ではライトが当たる事はありません)。

https://www.youtube.com/watch?v=IJHcD0kHTGk