earth#2

■Earthrise / Pierre Moerlen's Gong
ピエール・ムーレンズ・ゴングを名乗るようになったArista時代は、基本線はムーレンのソロなんで、「Gazeuse」や「ExpressoII」とはまた違う味わいがあるんです。歌を披露した「Downwind」はマイク・オールドフィールドらゲストの効果もあってそこそこ豪華だったんですが、次の「Time Is The Key」('79)では米フュージョンというかクロスオーヴァーを意識したのかA面の組曲はともかくB面の小品の流れは私見ですが全く頂けないですね。このアルバムの救いは"Ard Na Greine"から"Fairy Steps"までの4曲メドレーが素晴らしい事です。ムーレンはvb、marimba、glockenspielなどpercを多用。このメドレーのハイライトは4つ目の"Fairy Steps"の流れる様なelectravibeなんですが、3つ目の躍動的な"Supermarket"とダリル・ウェイ(violin)がゲストの1曲目"Ard Na Greine"を結ぶ"Earthrise"ではピート・レマーがkbで参加。ベイカー・ガーヴィッツ・アーミーたバーバラ・トンプソンのバンドで弾いてたkbです。ムーレンのクレジットあるdarbourkaとは、検索したらcongaの様な楽器でした。