■駆逐艦ベッドフォード作戦('65米)


監督:ジェームズ・B・ハリス

「未知への飛行」といい「博士の異常な愛情」といい60'sの冷戦下のコロムビア映画の戦争ものは、モノクロでクールな印象。派手さはなく、シリアスすぎてユーモアに欠けますが、じわじわとかなりキマス。これは北極海ソ連(死語)の原潜を追い詰めた米軍の駆逐艦が、度重なる緊張の中、誤って核ミサイルを発射してしまい、魚雷で返り討ちにあう話。かくして核戦争が始まった…というエンディングが怖い。ソ連の原潜は姿を現さず、始終話は米駆逐艦内で進みます。リチャード・ウィドマークシドニー・ポワティエ、マーティン・バルサム。ポワティエが新聞記者役、ウィドマークが憎ソの艦長役。