祭りの準備('75日本)

監督:黒木和雄
最もATGらしい青春映画は?と聞かれれば「遠雷」「サード」あたりが思い浮かびますが、これもそうです。脚本家、中島丈博の自伝的内容と言われる原作の映画化で、昭和30年代の高知県を舞台にした青春もの。どろどろした濃密な親子関係、男女関係を描きながら意外とさらっとしてます。気のいいチンピラを原田芳雄が好演。竹下景子は映画第2作にして濡れ場を演じていますが、ヌードは吹き替え。江藤潤はこれがデビューだそう。