ジョイ・オブ・クッキング

バークレー出身のジョイ・オブ・クッキングは、地域的には西海岸のグループですけど、やっぱりLAのバンドとは音楽的背景も違い、どっちかというとシスコのバンドに近いものがありました。ここにはトニ・ブラウンとテリー・ガースウェイトという二人の好対照な女性voがいて、ジャズやブルーズをベースに持ったバンドの音楽性にあった辛口の歌声を聞かせてくれました。60's末のCapitolは、サンズ・オブ・チャップリン、QMS、スティーヴ・ミラー・バンドそしてJOCと西海岸のバンドを積極的にリクルートしてました。一番好きなのは70年のファーストに入ったこの曲。リードはトニですが二人のvoが交差する空気感がいいのです。解散後トニ&テリーとして活動してた事もありましたが、77年にFantasyからジョイというデュオを再び組みました。