【名曲リレー68】crazy#2

■Somewhere Down The Crazy River / Robbie Robertson

「The Last Waltz」から10年、ロビー・ロバートソン待望の初ソロには大いに期待したことは事実です。87年といえば、再結成ザ・バンドの2度目に来日も終わり、やや新鮮味がうすれた時期です。前年にリチャード・マニュエル自殺の報せが届き、古いレコードに手が伸びたファンも多かったといいます。僕自身まだまだ買うのはLPでした。U2を手がけたダニアル・ラノワとの共同プロデュースで、Geffenからリリースされた「Robbie Robertson」は、それまで単発のサントラでいくつか聞く事が出来たロビーの歌をたっぷりと聞かせます。もちろん87年らしい打ち込みの音ですが、その辺はあまり気にしなかったなあ。マニュエルに捧げた"Fallen Angel"もいいですが、やはり”バックシートでリトル・ウィリー・ジョンを聞いている”という歌詞が印象的な"Somewher Down The Crazy River"が一番好き。クリップに出てくる美女はマリア・マッキーでマーティン・スコセッシが監督。印象的なコーラスはボディーンズのサミー・ボディーン(ラナス)。

https://www.youtube.com/watch?v=4KP9PNSUME4