【読書歴】7・ハヤカワFT文庫

今では、巷にはファンタジーは溢れてますが、僕が10代だった頃は、「指輪物語」と言う例外はありましたが、ファンタジー=児童文学で、まだ子供が読むもの、という扱いでした。だから79年に早川書房から「FT文庫」が出た時は、狂喜しました。月刊ペン社や奇想天外社から出たハードカヴァーを迷いに迷って買って(そして沈んで)た頃手頃な値段で海外ファンタジーが読めるのがうれしかった。
初期FT文庫では、今も続いてる?ピアズ・アンソニーの「ザンス」シリーズもありましたが、山岸凉子さんの表紙イラストの(少女マンガはまったく詳しくないんですが)、「イルスの竪琴」シリーズ(パトリシア・マキリップ)が印象に残ってます、今では創元推理文庫でも読めますが表紙違います。格調高いハイ・ファンタジーでした。