【読書歴】9・ブラッドベリのこと

すべてが好きではないですが、初期のレイ・ブラッドベリの作品は大好きです。70's後半の高校生の頃、ラジオドラマみたいなのでよくブラッドベリが使われてたこともあって好きになったのでした。「10月はたそがれの国」「黒いカーニバル」「刺青の男」etc SFと幻想怪奇が混在したこの時期の作風は何度でも読み返したくなりますが、傑作とされる長編「たんぽぽのお酒」は何度読み直しても最初の方で挫折してしまいました。晶文社のサイのマークになんとなく後ろめたく感じるのはこの辺が原因でしょう。