【月曜西海岸】ダート・バンド
NGDBがジミー・イボットソンの脱退と共にバンド名を短くダート・バンドと改名したのが76年。当時3枚組で出たコンピ「Dirt Silver And Gold」に新曲がすう曲入ってました。その後メンバーも変わって、78年のやっとフルアルバムとなるんですが、この2年のブランクというか西海岸音楽の彼らを取り巻く状況は大きく変化して、76年にフルアルバムを出せてたならまた流れも変わったのでは…と思わせます。「DS&G」に入った曲の数々はエリック・カズやマイクル・マーフィーのカヴァーなど同時代のsswに目を向けたもので、それまでのNGDBのブルーグラスっぽさがやや後退していて、これが78年になるとAOR色が出てくるので、その中間の76年期が愛おしいのです。でも聞いてもらいたい曲はつべにないなあ。