72サンタナ、キンクス、ベック
【名曲リレー689】star#2
■Star Cycle / Jeff Beck('80)
待ちに待ったと期待値かなり高かったジェフ・ベックの「There And Back」の1曲目。今から思えば「Blow By Blow」の始まるフュージョン時代の最初の終わりだった気もします。ヤン・ハマー主導のもの、トニー・ハイマス(kb)、モ・フォスター(b~このアフィニティ出身のテクニシャンの名前がここに出てきて嬉しかった、っていうか80年のリアルタイムではアフィニティーの音は聴く事は出来なかったのです)、サイモン・フィリップス(ds)とのセッションが収められています。この曲はハマーがらみ。それよりもジャケットの文字のロゴが80年なのにアナクロに感じたのでした。
https://www.youtube.com/watch?v=FfbNve6eJOM
【金曜はキンクスのキ】4・How Are You?
Pye、RCA、Aristaときて、続いてはLondon時代で「Think Visual」('86)も結構聞いた記憶あります(レンタルですけど)。クリッシー・ハインドとの別れを歌ったシングルの”How Are You?”はホントにキンクス?という感じのポップ曲で、まあ時代の流れかなあと思います。そんなにやな感じはしなかったです。
https://www.youtube.com/watch?v=r8uOXbbZOOI
【米国ロック72年の70曲】5・Song Of The Wind / Santana(Columbia)
幻想的なジャケットの「Caravanserai」に収められた名曲。弾きまくるカルロス・サンタナのgはまさしく天空に上り詰める様な響きがあります。レコーディング中にグレッグ・ローリーやニール・ショーンの旧サンタナ・バンドの核が抜けながら完成された「Caravansarai」は従来のラテン風味以上にジャズ色が濃い1枚でした。カルロスの宗教への接近が生んだ芸術的な1枚でしょうがその中でもこの”Song Of The Wind ”は絶品だと思います。