【月曜の女たち】フランス・ギャル

昨日の訃報を聞いてから、何となく落ち着かないのです。今朝の朝刊にも囲み記事でておりました。フランス・ギャルを初めて聞いたのは80's初め、すでにギャルと言う言葉が日本語化してましたので、なんだそれ?という感じでした。「クロスオーバー・イレブン」でかかった"踊る男の子"と言う曲が好きで、街のレコード屋で探しても見つけられず。その後CDの時代になって、WAVEディスクポートが独自で出した「フレンチ・ポップス」というコンピCDで聞いた"涙のシャンソン日記"と"はじめてのバカンス"。同じ頃日本のギターポップのブリッジがオムニバスで"バカンス"をカヴァーしてた事も気になった理由かも。あとヴィジュアル面でも。まだ動画サイトなんてなかった時代、限られた写真で見る60'sの姿の凄い美少女ぶりにもやられました。最初に買ったのはベスト盤で、その後4枚組ボックスを購入。ブックレットにはいろいろ素敵な写真載ってましたがライナーが仏語で全然読めんかったなあ。しばらくして渋谷系の流れで、90'sにはフランス・ギャルのベスト盤がHMVやらクアトロWAVEでガンガン売れてまして、センター街で抱えた若い子たちをよく見かけすごい時代なあ…と思ったものです。60'sのイエイエ時代は、ソフトロック感覚で渋谷系を愛する若者に届いたのでしょう。ネット始めるようになって、ひょんなことから掲示板で知り合ったシカゴファンのTadashiさんが、70'sのフランス・ギャルがお好きということでいろいろ教えてもらいました。PhillipsからAtlanticに移籍した75年以降、アダルトなシンガーとして再出発するのですが、ミシェル・ベルジュというprod、songwriterを伴侶にして、70's半ばなりのAOR(という言葉はなかったけど)を展開。これが今聞いても、同時代の英米音楽よりも洗練されていました。
とりとめもなく思い出を語るしか今はできないなあ。動画Atlanticに移る前の73年のシングル。タイトルは全然覚えられないし、邦題はわかりませんがポップでいい曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=knlAJ6Hkrqk