■The Dukes('79,Warner Brothers)

エイジアは、商業的に成功した数少ない例ですが(その分失ったものも多かった?)、70'sに活躍した英ヴェテランロッカーがポップ路線にチャレンジして沈んでゆくパターンも当時多かったものです。ミラー・アンダーソン(g,vo〜元キーフ・ハートレー・バンド、ヘムロック)、チャーリー・ツマハイ(b~元ビ・バップ・デラックス)、ロン・レイヒー(kb~元ストーン・ザ・クロウズ)、ジミー・マカロック(g,vo〜元サンダークラップ・ニューマン、ウィングス)の4人組、デュークスもそう。dsのスチュワート・エリオット(元コックニー・レベル)は正規メンバーではなかったのですね。prodはドゥービーのマネージメントをやってたマーティ・コーンとマーク・タナー・バンドのリッチー・ジトーで、完全にアメリカ寄りのスタッフで作られたのですね。ジャケットはヒプノシス英米で微妙な違いがあるとか。手持ちのは米Wounded Birdから出たので、米仕様です。エイジアのような派手な感じはありません。AORにも目配せした音でした。