【フリートウッド・マック関連の70曲】6・Dragonfly('71)

今度はジェレミー・スペンサーが去り、新たに加わったのは旧知のクリスティン・マクヴィー(kb,vo)とアメリカ人gtrのボブ・ウエルチ(g,vo)でした。ウエルチは黒人リズムセクションとヘッド・ウエストと言うバンドで1枚仏VogueにLPを残しています。昔の本でソウルバンドと書かれてたのは、3人のメンバーのうち白人がウエルチだけだからなんでしょうが、フランスで活動してたのでしょうか?謎です。この5人態勢でまず録音されたのがシングル”Dragonfly”です。カーワン作で「霧がかかったような音づくり」(こういう音を完成させたのはエンジニアなりプロデューサーの手腕なんでしょうか?)は、やはりこの人の持ち味です。詩人のウィリアム・ヘンリー・デイヴィスの詩に曲を付けています。シングル・ヴァージョンよりも出来としてはドイツのTV番組Beat Clubでのライヴ・ヴァージョン(意味のない視覚効果を施してますが…)の方が素晴らしいのです。このメンツによる「Future Games」にも未収録となったシングル・オンリーの曲です。CBSから出た「Greatest Hits」以外ではなかなか聞けません。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=fsH7mVmFBec