someone#3

Trailer Park
■Someone's Daughter / Beth Orton
ベス・オートンを知ったのは某ももいろ管理人(という言葉自体がなつかしい)のサイトだったのです。最初に聞いたのは次の「Central Reservation」だった気がします。96年に出た「Tariler Park」はオートンの2枚目で、宮子和眞さんの詳しいライナーによれば、デビューは93年にウィリアム・オービットのprodによる「Superpinky Monday」。一時期よせばいいのにしきりに同時代のssw、女性シンガーに触手を伸ばして好みの人を探ろうとしたこともあって、これに引っ掛かってきたのが、ショーン・コルヴィン、ダー・ウィリアムス、カーラ・ディロン、サリー・タイラー、そしてオートンでした(最近またマガジンの輸入盤紹介を見ながらケイト・ウォルシュをお気に入りにブックマーク)。「クラブ世代のリッキー・リー・ジョーンズ」なんてクサい形容もした事ありました。クールなのに芯は熱いという歌声はなかなかよろしい。闇を切り裂くようなオープニングの"She Cries Your Name"から"Tangent"につながる最初の部分が素晴らしいです。この"Someone's Daughter"は、明るい曲調で、ダー・ウィリアムスの"Party Generation"を思わせる部分もあります。アコギの入れ方が新鮮。これに続くロネッツの"I Wish I Never Saw The Sunshine"のカヴァーはかつてkissheeさんがセレクトに入れてたっけ。

インストアライヴみたい。