2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【名曲リレー310】hotel#2

■Halfway Hotel / Voyagerぼくがヴォイジャーの事書くのは何かおこがましい気がしますが、トン・トン・マクートのポール・フレンチ(kb)が結成したニッチポップなバンドがヴォイジャーです。ジャケットがヒプノシスと言う事でプログレ的に語られてますがもっ…

【名曲リレー309】sitting#3

■Sitting In My Hotel / The Kinks演劇的だとかヴォードヴィル的だとか(同じ意味か?)でRCA時代のキンクスを何となく避けてましたが、僕でも行ける範疇だったと気づいたのはずいぶん後になってからでした。ハーフライヴの2枚組「この世はすべてショービジネス…

【土曜80's】リンダ・ロンシュタット

ウィンウッドの50曲が終わったら、次はリンダにしようと考えてるんです。83年にネルソン・リドルと組んだスタンダード路線の第1作。正直ここからの3枚はまったくキョーミはないのですが、1枚目のタイトル曲は入れておきたい。80'sの数年間、リンダはこうした…

【ウィンウッドの50曲】44・Dirty City

久々のクラプトンとの共演となった08年の「Nine Lives」から、クラプトンがgソロを取るナンバー。といってもこのアルバムではSWはgを弾きまくっていて前作「About Time」ではハモンドに徹してたのが嘘の様です。https://www.youtube.com/watch?v=zufrQDm3pLY

【ウィンウッドの50曲】43・Different Light

「About Time」の1曲目で、上手く言えないけどハモンドのトーンからしていつもと違う。バンドはホセ・ネト(g)、ウォルフレド・レイズ(ds)にSWの3人。bassパートはSWがkbでカヴァーというスタイル。曲によってはpercが加わりますが、全体にパーカッシヴな躍動…

【名曲リレー308】sitting#2

■Sitting On The Top Of The World / Creamクリーム、ジミヘンを通過して(聞いた気になって)、先へ進んでしまった僕は、高校の頃先輩から無理やり聞かされた「クリームの素晴らしき世界」の2枚目(ライヴ)には今も拒否感がある(早く終わってくれんかなあ)の…

【名曲リレー307】park#3

■Sitting In The Park / Georgie Fameジョージー・フェイムの名前を初めて聞いたのは"The Ballad Of Bonnie & Clyde"でしたが、おっと思ったのはマット・ビアンコがカヴァーした"Yeh Yeh"のフェイム・ヴァージョン(65年に#1)を聞いてからです。何ともイキで…

【金曜の女たち】モウリーン・マクドナルド(デルタ)

マイケル・マクドの妹のモウリーン(Maureen)はドゥービーの「Livin' On The Fault Line」('79)にも参加してましたが、85年にデルタというバンドでMCAからデビュー。結局この1枚で解散しました。つべにあった事も知りませんでしたが、この"Endless Change"は、…

【ウィンウッドの50曲】42・40,000 Headmen

セカンドの「Traffic」に収められたフォークバラッドに近いものでアコギとフルートとコンガが効果的に使われています。動画はトラフィックという名前は使われていない「Welcome To The Canteen」('71)からで、新メンバー3人リー・バップ(perc)、ジム・ゴード…

【名曲リレー306】park#2

■The Park / Uriah Heepユーライア・ヒープはハードロックでありながらプログレ的抒情性を持ったバンドでした。黒魔術的題材をテーマに選んだり、ショッキングなジャケを使用したりとそういうイメージ戦略が後年になって「縛り」となって負担になってくる事…

【名曲リレー305】walking#3

■Walking In The Park / Colosseumジョン・メイオールのブルーズブレイカーズにいた面々がそろって辞めて組んだのがコロシアムで、ブルーズ・ロックとジャズ・ロックの中間でやや後者よりかな?という音。但しディック・ヘクストール・スミスの豪快なsaxビッ…

【木曜は1969年もの】アーチーズ

今週から69年物です。最初は年間チャートで#1だったアーチーズの"Sugar Sugar"です。元々TVアニメの「アーチーでなくっちゃ!」から生まれたヒットで、劇中バンドのアーチーズが演奏するという設定。もちろん架空のスタジオバンドで、voはカフ・リンクスの"Tr…

【ウィンウッドの50曲】41・Evening Blue

サザン・ソウル的な味わいが濃い「Shoot Out At The Fantasy Factory」は捨て曲なしの全5曲ですが、メロディーの美しさではこの"Evening Blue"でしょうか。Musikladenの動画もあるのですがカットされてるんで米欄に貼ります。このアルバムは、マッスル・ショ…

【水曜はさっきまで聞いたことなかったもの】マーティン・ブライリー

パラディン、ヘッドストーン、の3バンドの共通する事は何でしょう?答えは、中心人物ではないメンバーが後にアメリカで、元の英バンド以上の成功を収めた、でしょうか。 パラディンはプレイヤーを結成した、ヘッドストーンはマーク・アシュトン(この人は元レ…

【名曲リレー304】walking#2

■Walking In The Shadows With The Blues / Whitesnakeそのジューシー・ルーシーからスナフーを経由してホワイトスネイクまで、つながっているのです。もっとも79年の「Lovehunter」ですから音はポップですけど。それでも古き良きブルージーな英国ロック(ハ…

【名曲リレー303】highway#3

■Walking Down The Highway / Juicy Lucyメンバーチェンジの多いこのバンドは、Vertigoから出たファースト(果汁まみれのおばはんね)では、グレン・キャンベル(steel)、後にムーンのレイ・オーウェン(vo)、後にグリース・バンドのニール・ハバード(g)、VDGG…

【火曜日はカヴァー曲のカ】Think About It

ジミー・ペイジによるヤードバーズ時代の音源の発掘復刻がニュースとなってますが、この時期の「Little Games」に入った"Think About It"は。エアロスミスが79年にカヴァーしています。「Rocks」〜「Draw The Line」で最初のピークに達したエアロは徐々に失…

【名曲リレー302】highway#2

■Ventura Highway / Americaしかしこの爽やかさ。心地よさったらない。個人的にアメリカで一番好きな曲です。イントロをサンプリングしたジャネット・ジャクソンの曲もあったね。https://www.youtube.com/watch?v=pgMaQy66oCw https://www.youtube.com/watch…

【名曲リレー301】endless#3

■Endless Highway / The Bandザ・バンドのこの未発表曲が初お目見えとなったのは、ディランとのライヴ盤「Before The Flood」でしたが、「Cahoots」あたりのアウトテイクだったようで、現在は「Moondog Matinee」のCDにボーナストラックとして入ってますが、…

【ウィンウッドの50曲】40・Well All Right

ブラインド・フェイスのアルバムで唯一のカヴァーだったバディ・ホリー曲。なんでこの曲が選ばれたのかはわかりませんが、リック・グレッチが合流する以前のセッションで、bassとpianoをSWが担当し完全に優位に立つというか、クラプトンの影薄い薄い!なかな…

【名曲リレー300】endless#2

■Endless Flight / Leo Sayer"恋の魔法使い"が入ったレオ・セイヤーの大ヒットのタイトル曲は、アンドリュー・ゴールド作の"Endless Flight"です。よくぞカヴァーしてくれたと言う名曲、名演で、アンドリューの名前も相乗効果で更に知られるようになったでし…

【名曲リレー299】sleep#3

■Endless Sleep / Danny Kortchmarダニー・コーチマーのセカンドソロ「Innuendo」('80)に入った重い曲。僕はジョー・ウォルシュを思い出しました。オリジナルはジョディ・レイノルズのロカビリーっぽい59年作品。セクションのgtrでセッション多数のクーチは…

【ウィンウッドの50曲】39・Waltz For Lumumba

映画「茂みの中の欲望」の中では"Walts For Caroline"と紹介されたこのアフロ系オルガンロックは、SDG名義で、おそらくは”I'm A Man”と同じ時期に録音されたと思われます、攻撃的なSWのオルガンが素晴らしく対抗する様なヘリオンズのperc勢(デイヴ・メイスン…

【月曜西海岸】LAゲッタウェイ

wc

リオン・ラッセルやデラニー・ブラムレットら南部からLAへやってきて泥くさいスワンプロックを作り上げた面々をLAスワンプと呼びますが、その流れとは別にLA周辺で泥くさい音楽をやってた連中もいます。後に再結成フライング・ブリトウズに参加するジョエル…

【ウィンウッドの50曲】38・Third World

アイエーケタ(Aiye-Keta)がバンド名なのかアルバム名なのかわかりませんがサード・ワールドは、ジューシー・ルーシーやアサガイで活躍した在英アフリカ系黒人レミ・カバカ(perc,g,ds.vo)とアブドゥール・アマオ(sax)そしてSW(syn,kb,g,prod)のユニットです…

【名曲リレー298】sleep#2

■How Do You Sleep? / John Lennonポールとの仲が冷え切って、曲を通して皮肉合戦をしあっていた頃の作品です。ここでも羊ならぬ豚と一緒のポストカードをつけたり、ストレートにポールを攻撃した歌詞を並べ、「愛と平和の」"Imagine"の対極にあるようなナン…

【名曲リレー297】go#3

■I Go To Sleep / Cherプリテンダーズのクリッシー・ハインドがキンクスのレイ・デイヴィスと付き合ってた頃、てっきりプリテンダーズの2枚目に入ったレイ・デイヴィス作の"I Go To Sleep"は書き下ろしだと思ってたんですが、実はキンクスは公式にやってない…

【日曜はレココレ・ナウ&ゼン】 1998/8号

無作為で棚から取ったのは98年8月号なり。長いレココレの歴史で、個人的に資料性十分で衝撃(知らん事ばっか)だったのは、ソフト・マシーン特集、スワンプ特集でした。 このLAコネクションと但し書きがついた今号は、リオン・ラッセル一派の話を中心にまとめ…

【ウィンウッドの50曲】37・Holy Ground

20年ぶりに再結成された94年のトラフィックの「Far From Home」(Virgin)は、基本線は従来のSWのソロ路線でフィーチャリング・ジム・キャパルディと言った感じ。盟友クリス・ウッドもこの世を去り、かつてのトラフィックの音を今日的にとはいえ再現するのはな…

【名曲リレー296】go#2

■Come And Go / Tony Kosinecこの手書きのヘタウマジャケとカナダのsswと言う事でなんか孤高の人と言う人のイメージが情報の少なさゆえに生まれてしまったのですが、本国ではTV音楽の仕事をしたりと幻の人ではなくそれなりに知名度がある人らしいです。げに…