2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧
近作「Nine Lives」(08)は、話ほど僕にはピンとこなかったのですけど90'sのSWよりはずいぶん若々しい印象を受けます。” At Times We Do Forget”は、ポール・ブースの軽やかなfluteは、トラフィック時代の盟友の故クリス・ウッドを思い出します。bassパートは…
■Be Yourself Be Real / Al Kooperとにかくいつも"Jolie"ばかりと言う風潮には事あるごとく反発してます。アル・クーパーの「Naked Songs」問題。で"Be Yourself Be Real"です。ゴスペル風味でじわじわ盛り上げるいい曲だと思います。歌は相変わらずヘロヘロ…
■I Wanna Be Loved / Elvis Costello & The Attractions最近はずいぶんごぶさただけど、僕にとって「Punch The Clock」から「King Of America」あたりはよくコステロを聞いてました。ラジオからフツーに流れてたし、積極的に過去のカタログを聞こうとしても…
リチャード・ハリスといえば今ではハリー・ポッターの〜と言う方が通りがよいか(見たことないが)?イギリス人の俳優で、僕的には「ジャガーノート」、「殺し屋ハリー」、「カサンドラ・クロス」、「ワイルド・ギース」あたりを思い出す名優です。そしてポップ…
043:消えちゃった:A.E.コッパード 044:防人:H・R・ウェイクフィールド 045:ブライトン街道にて:リチャード・ミドルトン 046:ラント夫人:ヒュー・ウォーポール創元推理文庫'85、平井呈一訳(「こわい話・気味のわるい話」(牧神社'74)) 44は圧巻の結…
■Be True To You / Eric Andersenエリック・アンダースンの話。sswの傑作「Blue River」をリリースし、次作のマスターテープが火事で焼失(後に発見されCD化)、失意のうちに再録音した「Be True To You」を出した頃にはsswのブームは終わってたと言う悲劇。…
■True Love Is Hard To Find / Bonnie Raitt80'sの音楽シーンが古くからやってきたヴェテランにとってかなり厳しい時代だったことは、知られてます。ボニー・レイットは「Nick Of Time」('89)でカムバックしますが、86年の「Nine Lives」を最後に長年在籍し…
"While You See A Chance"に続いてセカンドソロ「Arc Of A Diver」からシングルになった”Night Train”は東芝EMI盤LPのライナーで小倉エージさんが書いてた、「夜の闇を走り続ける列車は、東西ヨーロッパを結び、ヨーロッパの終末観を浮き彫りにする」みたいな…
これは正確ではないなあ。何曲かは聞いたことあるのですが、レーベルもAvalancheだし(ほかにはBoderlineしか知らん)72年の唯一作はポップなジャケとは裏腹なssw的な1枚。調べたら西海岸の4人組らしいです。先日訪れた奈良さんの個展で、このジャケ見つけた時…
トラフィックの六角形ジャケの1枚目「The Low Spark Of High Heeled Boys」('71)に収められた"Rainmaker"は、クリス・ウッド大活躍のナンバーで前半は軽やかなflute、後半はフリーキーなsaxといい味を出します(その間ちらっと顔を出すリック・グレッチのviol…
■True To The Light / Starcastleイエスそっくりという事よりもめくるめくシンセの嵐にハイトーンな歌声(つまりイエスってことか(^^))の部分にスターキャッスルに関しては惹かれます。この「Fountain Of Light」('77)はリアルタイムでラジオから流れて(「…
■Light Shine / Jesse Colin Young西海岸と紹介される事も多いジェシ・コリン・ヤングは元々東の出身で、西海岸へやってきて自分たちのレーベルRaccoonを作ってWB傘下から数枚ヤングブラッズとして出しています。その後ソロになって3枚目にあたる「Light Shi…
キャパビリティ・ブラウンって正直よくわからないのですよ。コーラス・グループでありヘヴィなプログレ・バンドでもある感じ。レアバードのカヴァーをやってましたが、今日はセカンドの「Voices」(一瞬クチビルゲと言うバロムワンの怪人を思い出します)に…
Islandレーベルの社長クリス・ブラックウェルはSDGを何とか売り出そうと画策していまして、自身造詣が深いレゲエのジャッキー・エドワーズのナンバーをカヴァーさせてヒットに結びつけました。デビュー作「Their First Album」('66)に入った"I'm Blue"は"Gong …
■The Light That Has Lightend The World / George Harrisonジョージ・ハリスンの「Living In The Material World」('73)に収められた”The Light That Has Lightend The World ”は、元々はシラ・ブラックの為に書かれた曲だとか。ゆったりとしたテンポとスラ…
■World In Changes / Dave Masonトラフィック時代は、リーダーのスティーヴ・ウィンウッドとは明らかに質感が違った曲を書き、それもあってか脱退、復帰を繰り返していたデイヴ・メイスンは。いち早くアメリカの南部志向を打ち出したイギリスのアーティスト…
カナダ出身のジョニ・ミッチェルがカリフォルニアに住み始めたのはいつだったでしょうか。ローレル・キャニオンのジョニの家はCSN&Yら親しい友人たちの創作のインスピレーションの場であり愛をはぐくんだ場所でもありました。他にもバーズ、バッファローなど…
10曲中5曲で歌う(1度脱退して出戻った)デイヴ・メイスンをフィーチャーしたセカンドの「Traffic」('67)はメイスン期の代表作です。当然SWと火花の出る様なエゴのぶつかり合いがあったと予測されるのです。ファーストにあった楽しさいっぱいのサイケデリック…
■Brand New World / National Head Bandカーヴド・エアー、ラルフ・マクテル、グリーンスレイドなど英Warner Brosには数少ないですが、魅力的なアーティストが所属していました。このナショナル・ヘッド・バンドもそうです。71年に唯一のLP「Albert One」を…
■Brand New Key / Melanieメラニーというと「変な声の童顔の女性フォークシンガー」的なイメージがあります。初めてメラニーの歌声を聞いたのは「Woodstock2」に入った"Beautiful People"でしたが、かすれた声と少女みたいなルックスにギャップがありました…
無作為で棚から取ったのは04年6月号なり。映画「永遠のモータウン」に合わせた60年代のMotownレーベル特集。資料性はそこそこ高いのですが、例によって僕がそれをあまり生かせてないかなあという気もします。でもこういうのはうわべのヒット曲しか知らない僕…
ヴァレリー・カーターの事を歌ったといわれてる"Valerie"はソロ第3作「Talking Back To The Night」('82)に収録されたシングルですが、アルバム全体に覇気がなくほとんど聞きません。一人で全部演奏するというスタイルに飽きてきたのかもしれません。ただ87…
■Brand New Tennessee Waltz / Jesse Winchester4面同じ写真の見開きジャケが圧倒的だったジェシ・ウィンチェスターのファースト。日本ではssw系の幻の名盤としてこのファーストが,prodのロビー・ロバートソンのこともあって、一部で大きく(^^)取り上げられ…
■Hollywood Waltz / The Eagles「One Of These Nights」でバーニー・レドン主導の曲ながら、ドン・ヘンリーによって歌われるいわくつきの曲が"Hollywood Waltz"です。このアルバムを最後にレドンはバンドを去るのですが、ブルーグラス風の壮大なインスト"Jou…
急に思い出したこの曲、当時ラジオでよくかかってました。スティーヴィー・ウッズの81年のヒットです。今回初めて気付いたのですがこの人黒人だったんだ! アーバンなAORというとこういう曲思い出します。途中"Your Smiling Face"っぽいところがあってニヤリ…
■Old Country Waltz / Neil Youngスティルス・ヤング・バンドが予定通り暗礁に乗り上げると、ニール・ヤングはカントリーっぽい内容の新作をレコーディング。オクラ入りになっていた旧作「Homegrown」(でしたっけ?)からチョイスしたB面を加えたのが「Amer…
■Country Line Special / Cyril Davies R&B All Starsシリル・デイヴィーズ・R&B・オールスターズは、英R&Bの父シリル・デイヴィーズのバンドです。デイヴィーズはイギリスではじめてブルーズ・ハーモニカを吹いた白人との事です。62年にR&B・オール・スター…
僕の初ウィンウッドは、意外とこの曲かもしれません。中学の頃友人から借りた「History Of Eric Clapton」というアンソロジーに入ったエリック・クラプトン&パワーハウスの”I Want To Know”。実態はクラプトン(g)、ジンジャー・ベイカー(ds)、ポール・ジョ…