2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

it's#3

■It's My Party / Dave Stewart & Barbara Gaskin この曲を初めて耳にしたのはNHK-FM日曜6時の「リクエスト・コーナー」だった。ビルボードのトップ40のニューエントリーを中心に、地道にピックアップする伝説的なポップス愛好家向きの番組だった(石田豊さん…

■■断絶('71米)

監督:モンテ・ヘルマン 主演:ジェームズ・テイラー、デニス・ウィルソン、ウォーレン・オーツ、ローリー・バード 55年型のシヴォレー(いわゆるOl'55だ)に乗ったテイラー(driver)、ウィルソン(mechanic)とポルシェに乗ったオーツ(GTO)の、拾ったヒッピー少…

it's#2

■It's A Heartache / Bonnie Tyler 「女ロッド」なんて呼び方を当時はされたけど、これって差別的なニュアンスがあるなあ。ウェールズ出身の女性シンガー、ボニー・タイラーのあのハスキーな声は、ポリープ手術の為、歌うことを禁じられていた時期に歌った為…

easy#3

■It's So Easy / Linda Ronstadt 77年に出た「Simple Dreams」は、アルバムと言うよりもラジオから流れるヒットソングを通して、リンダ・ロンシュタットを意識した、そんな印象が強い。 まずは、ロイ・オービソンの"Blue Bayou"。これは昔も今もあまり好きじゃ…

easy#2

■Take It Easy / Eagles 「気楽に行こう!」という意味のTake It Easyは、この曲のヒットによって70's初めの時代の空気を象徴するようなスローガンになった、みたいな記事をたまに見かけるけど、本当にそうか疑わしい。イーグルスのデビューヒットとなった72…

down#3

■Let Me Down Easy / Vinegar Joe 今ではUKスワンプなんて便利な言葉が流通しているので、なんとなくニュアンスが伝わるけど、90's初め頃、ヴィネガー・ジョーやジューシー・ルーシーやスナフーの音楽を伝えるのは、なかなか難しかった。ブルーズ・ロック?ハー…

■■■麻雀放浪記

監督:和田誠 主演:真田広之、鹿賀丈史、高品格、名古屋章、加藤健一、大竹しのぶ、加賀まりこ

down#2

■Struttin' Down Main Street / Fusion このバンドのことを教えてくれたのはきよさんだけど、なんでも若きライ・クーダーが参加してると言う話だった。Atcoからのリリースながら、ほとんど無名な1枚だったのでまさか、Wounded Birdから出るとは思わなかった。…

don't#3

■Don't Let It Bring You Down / Neil Young 71年1月トロントのマッシー・ホールでのニール・ヤングのライヴ。「After The Goldrush」をリリースし、一般的にはピークにあったとさせる時期のソロ・ライヴは完全にアコースティックなもの。アーカイヴシリーズと…

■■■■Q&A:恩田陸(幻冬舎文庫)

数ある恩田陸の作品の中で一番コワイのがこれ。Q&A形式だけで物語が進む実験的なスタイルながら、とても現代的な題材を扱っている。宮部みゆきなら読後にある種の救いを感じさせるのだろうけど、恩田陸は手を緩めることはない!

don't#2

■Don't Let Me Be Misunderstood / The Costello Show エルヴィス・コステロの86年の傑作(コステロ・ショー名義)「King Of America」はルーツロック的(当時そんな言葉はなかった)というか、それまでカントリーのアルバムを作ったことはあるけど、それほどアメ…

60'sのストーンズ(i)

60年代のストーンズって、ずいぶん前に聞き込んだつもりだったけど、米AbkcoからSACDがデジパックで出て('02)、最近それが紙ジャケになったことで、デジパック仕様のものが中古屋に流れている。バーゲンもあったので、何枚か買ってみた。ビートルズ同様英米…

double#3

■Don't You Double / Dave Edmunds もちろん才能あることは認めるけど、いつ頃からかジェフ・リンがダメだ。ELO時代もいくつかの曲は好きだったけど、飽きる。ELOの活動と並行して、プロデューサーとして活躍。大ヒットしたトラヴェリング・ウィルベリーズに…

サウンド・ベイ・バーゲン

@上前津 ・Too-Rye-Ay:Dexy's Nidnight Runners ・Luna Sea Plus:Firefall ・ライヴ・ファンタジア:キャメル @金山 ・クウイヴァー ・The Rolling Stones Now ・12X5:Rolling Stones ・Between The Buttons:Rolling Stones ・There Goes My Mind:…

double#2

■Double Dealin' Four Flusher / The Doobie Brothers スティーリー・ダンからジェフ・バクスター(g)を加え、6人組となった75年のドゥービーズは、トム・ジョンストンがイニシアティヴをとった時期では、一番ゴージャスな頃。「Stampede」は一時期こればかり聞…

■■■ファイブ・イージー・ピーセズ('69米)

監督:ボブ・ラファエルソン 主演:ジャック・ニコルソン、ビリー・グリーン・ブッシュ、カレン・ブラック 昔見た時は、ニコルソンの演じる上流階級出身ながらドロップアウトし、油田坑夫の仕事に就きながら日々を怠惰に過ごしている主人公が、鼻持ちならな…

life#3

■Double Life / Cars 大好きな「Candy-O」('79)は、ジャケットからセクシーだった。カーズの2枚目は"Let's Go"(ルーターズのサーフィン・ヒットのテクノ版と気づいたのはずいぶん後)、"It's All I Can Do"などいい曲が満載だった。"Double Life"はシングル曲…

■■狼花:大沢在昌(光文社)

life#2

■Life Is A Carnival / The Band 71年に出た4枚目の「Cahoots」は不当な扱いを受けている1枚だけど、それも仕方ないか。この後には傑作の誉れ高いライヴの「Rock Of Ages」が控え、その前には1枚目、2枚目ほどではないものの佳作級の扱いを受けている「Stage…

day#3

■A Day In The Life / The Beatles なんとビートルズを取り上げるのは初めてなのだ。意識的に避けていたのは、うまく書けない(知らない)からなんだけど。おそらくは、ビートルズで一番知られた1枚の「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」('67)から。コ…

day#2

■Seven Days In September / Ginger & The Snaps カリフォルニア出身のガール・グループの最高峰はやはりハニーズだ。後にブライアン・ウィルソン夫人のマリリンとダイアンのローヴェル姉妹とジンジャー・ブレイクによる3人組で、ジンジャーがゲイリー・アッシ…

■ブレイクアウト('75米)

監督:トム・グリース 主演:チャールズ・ブロンソン、ジル・アイアランド、ロバート・デュヴァル ジャック・スマイト、テッド・ポスト、ジョン・ギラーミン、そしてトム・グリース、いずれもプログラム・ピクチャーを中心に撮ってきた監督たちだが、どうして…

better#3

■Better Days / Badfinger ビートルズの弟バンド−ポール・マッカートニー作の"Come And Get It"でアップルからデビューし、「Straight Up」がジョージ・ハリスンのprodだったことを考えると仕方がない部分はあるが、これがバッドフィンガーに対するかつての一…

better#2

■You Better Run / Pat Benetar 映画「アメリカン・グラフィティ」には、サンドラ・ディーやコニー・スティーヴンスは出ていないけど、62年のカリフォルニアを舞台としたこの映画では、ナンパの文句に「君って、サンドラ・ディーに似てるね!」だったりする(声…

■■■■ワイルドバンチ('69米)

監督:サム・ペキンパー 主演:ウィリアム・ホールデン、アーネスト・ボーグナイン、ロバート・ライアン 徹底した暴力シーン(ルシアン・バラードのカメラによるスローモーションが美しい)は公開当時、マカロニウエスタン的手法の逆輸入とか、過度な暴力賛美…

getting#3

■Things Are Getting Better / Stone The Crows ストーン・ザ・クロウズ(余談ながらストーン・ザ・クロウという最近のバンドもあるらしく紛らわしい)と言えばマギー・ベル(vo)。女性シャウターが苦手で、○○のジャニスと付くものは、それだけで引いてしまう…

getting#2

■Gettin' Together / Tommy James & Shondells トミー・ジェイムズ&ザ・ションデルズというとバブルガムの中で紹介されることが多いけど、バブルガムにありがちな過剰なarrのブラスやコーラス(日本で言うところの「サンシャイン・ポップ」とか「ソフト・ロッ…

■■■楽隊のうさぎ:中沢けい(新潮社)

「うさぎとトランペット」より面白かった。

closer#3

■Getting Closer / Wings 79年に出たウィングスのラストLP、「Back To The Egg」から。「London Town」で3人になったウィングスは、新たにローレンス・ジュバー(g)、スティーヴ・ホーリー(ds)を加えた5人となったが、このアルバムは豪華(無駄とも言う)ゲス…

closer#2

■Growing Closer / Humble Pie スモール・フェイシズ解散後、スティーヴ・マリオット以外の3名はロン・ウッド、ロッド・スチュワートとフェイシズを結成する(デビュー作は当初スモール・フェイシズ名義でリリース)が、マリオットは、元ハードのピーター・フラ…