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Anthology
■Gettin' Together / Tommy James & Shondells
トミー・ジェイムズ&ザ・ションデルズというとバブルガムの中で紹介されることが多いけど、バブルガムにありがちな過剰なarrのブラスやコーラス(日本で言うところの「サンシャイン・ポップ」とか「ソフト・ロック」にこういったタイプの曲まで含まれることが多い)が比較的少ないので、わりと好きだった。そもそも82年にジョーン・ジェット&ブラックハーツが"Crimson & Clover"を、87年にティファニーが"I Think We're Alone Now"を、ビリー・アイドルが"Mony Mony"をカヴァーしヒットさせたことで個人的認知度がアップしたのかも。最初のヒットは66年の"Hanky Panky"(#1)で、これはいかにもガレージ風だった。
"Gettin' Together"は、67年の#18まで上がったヒットで、ビートで押しまくるものでなかなか楽しい。
最大のヒットとなったのは、#1となった"Crimson & Clover"('68)でこれはいささかサイケな味付けがされていて、カッコイイ。、続く"Sweet Cherry Wine"(#7)、"Crystal Blue Persuasion"(#2)とヒットを連発した時期がピークかな。70年にソロになってからもジェームズはしぶとくヒット曲を出していて、息の長さを感じさせる。

サイケな”クリムゾンとクローバー”