今年買ったもの

ラッキー・ソウル

●The Great Unwanted / Lucky Soul グリニッジで結成された6人組英国バンドで、紅一点のアリ・ハワードのキュート過ぎる歌声が文字通りハートをわしづかみにする。もし僕が10代だったら、きっと大変なお熱だったろうなあ。よく言われてるように「60'sのガール…

造反の美学

■Have You Seen The Stars Tonite / Paul Kantner・Jefferson Starship ホントは昨日に続いてその弟(ベン・テイラー)とかその叔父(リヴ)とかに続く予定だったんだけど、一昨日、Monaさんのレスが付いてたのでこちらに。 ジェファーソン・スターシップの名…

 ●The Steve Howe Album / Steve Howe

79年に出したイエスのスティーヴ・ハウの2枚目のソロ。高いテンションのイエスの音楽と違い、ギタリストらしい趣味性にあふれた作品で、ジャケットには使用ギターがずらり。おなじみのギブソン・レス・ポール、フェンダー・ストラトキャスター、テレキャスタ…

 ●Phil's Spectre Ⅲ / Varisous Artists

英Ace製作のフィル・スペクター的な作品を選んだコンピ「Phil's Spectre」の第3弾。おなじみのミック・パトリックによる詳細な解説がついているが、無記名の対訳はかなり省略。日本盤とは名ばかりの形式だが、PVineちゃんと仕事しろ! ライチャスのビル・メド…

 ●Age Machine / Spirits Of John Morgan

カーナビー(Carnaby)というレーベルから69年にデビューしたスピリット・オブ・ジョン・モーガンは90'sに独レパートワーがCD化したこともあったが、今回のエア・メールからのCD化は、LP時代以来37年ぶりの国内配給となった(そもそもパイ傘下のカーナビーがかつ…

 ●Living Game / Mick Greenwood

スティーヴ・ヒレッジのいたカーンのニック・グリーンウッドと混同して、てっきりプログレだと思ってたミック・グリーンウッドは、MCAから71年にデビューしたssw。英国生まれで米国育ちながら、故郷に戻ってのデビューだが、アマチュア時代CBSのジョン・ハモン…

 ●There Goes My Mind / Mojo Men

モジョ・メンというとシスコのAutumnレーベル時代はガレージ風味、Reprise移籍後はフォークロック風味(スティルスのカヴァー、"Sit Down I Think I Love You"はヴァン・ダイク・パークス趣味のノスタルジック路線だが)という感じの4人組。「There Goes〜」は…

 ●Floating World Live / Soft Machine

75年「Bundles」をリリースしたソフト・マシーンのブレーメン(ドイツ)でのライヴ。以前「Songs Of Aelous」の題で出てたブートと同じか?ストレンジ・デイズから出た日本盤CD(右)はジャケットも素敵だがUK盤はダサい。 アラン・ホールズワース(g,vn)、マイケ…

 ●A&M Digitally Remastered Best / Captain & Tennille

昨日の中日新聞の夕刊に面白い記事が載っていた。「続・身近なエイリアン」というコラムで、動物写真家の鈴木欣司さんという方が「マスクラット」について書かれていた。それによると マスクラットは戦前から毛皮用に北米から輸入、養殖されたが、敗戦で軍で…

 ●If You Saw Thro' My Eyes / Ian Matthews

「71年のマシューズの初ソロで、Vertigoからのリリース。前に持ってたUS盤LPはUS-Vertigoだった。70年にマシューズ・サザン・カンフォートをスタートさせ、1年で3枚のLPを出した(Uni)こともあって、創作意欲が沸きに沸きまくってた時期のもの。ジェリー・コ…

 ●Falling In Love … A Perfect Fit / Frankie Miller

79年のフランキー・ミラーの6枚目。この頃になると時代の求める音とのズレがあって、複雑な感じ。俺は俺と開き直れればいいのだが、中途半端に迎合しようとすると悲惨な結果を招くのだ。今回はミール・ティケットのスティーヴ・シンプソン(g,mand)、エースのテ…

 ●Sex & Drugs & Rock& Roll:The Best Of / Ian Dury & The Blockheads

初期スティッフを代表する怪人、イアン・デューリーのスティッフ時代のベストで、80年までの音源が収められている。デューリー、ニック・ロウ、コステロ、リーナ・ラヴィッチ、レイチェル・スウィート、ミッキー・ジャップなどはひっくるめて当時パンクとして…

 ●Fish Out Of Water / Chris Squire

イエスのクリス・スクワイアのソロで75年にリリースされたもの。最近英CastleからDVD付きのものが出たけど、これは06年に米Wounded Birdから出たもの。その昔は英Atlanticから出たLPを持っていたし割と好きな1枚だった。いつも書いてるけど、イエスの音楽は必…

 ●Quiver

クィーヴァーの名前を知ったのは大好きなアル・スチュワートの「Year Of The Cat」を聞きながら調べてたら、ティム・レンウィック(g)がいたバンドと判明。その後コステロのアトラクションズにいたブルース・トーマス(b)はいるし、コチーズやスタッドのds、ウ…

 ●Press On / David T Walker

らしくないでしょ(^^) セレクトではよくP5さんが入れてくださってたデイヴィッド・Tものだけど、70's初めにOdeから出たソロが去年の暮れにCD化された。その中で「Press On」('73)は何となく聞きたいなあと思っていた。細かいgの事はわからないけど、凄く繊細…

 ●Jamie Oldaker's Mad Dogs & Okies

ジョージ・テリー(g)、カール・レイドル(b)、ディック・シムズ(kb)、マーシー・レヴィー(vo)、そしてジェイミー・オールデイカー(ds)。第2期クラプトン・バンドを支えた連中だが、クラプトンと別れてからは、とんと話を聞かない。もちろん元デレク&ザ・ドミ…

 ●Burn / Deep Purple

中古で出るまで我慢してた05年の記念エディションをやっと購入。LP時代に購入したが手放して久しく、この形で聞くのは30年ぶりか。第3期は、73年の6月のギラン=グローヴァーの脱退から始まっているが、ヒューズに限っては、それ以前からアプローチをしていて…

 ●Poets And Painters And Performers Of Blues / Gillian McPherson

ジリアン・マクファーソンは現在も活動を続けるssw(ジリー・マクファーソンとして)。これは英国フォークor女性voのレア盤としてキャサリン・ハウの1枚目と共によく紹介されるもので、71年RCAからリリースされたもので、prodはペンタングルのダニー・トンプ…

 ●Dreamin' My Dreams / Marianne Faithfull

言うまでもなくマリアンヌ・フェイスフルという人は、60'sの半ばを代表するイギリスの女性シンガーで、ミック・ジャガーの愛人(マリアンヌは既婚者だった)であり、英デッカとprod'erのアンドリュー・ルーグ・オールダムが強力にプッシュする秘密兵器だった…

 ●Bonaroo

今年のグレート・リイシューの1枚。ただレーベルがWounded Birdというのが難点だけ。 ボナルーの唯一のLPで75年にWarner Bros.からリリースされたもの。ボナルーは、元々ビル・クオモ(kb,vo)とボビー・ウィンクルマン(g,vo/元スティーヴ・ミラー・バンド)が…

 ●Gazeuse / Gong

その昔持ってたのは日本コロムビアから出た日本盤LPだった(これかタンジェリン・ドリームの「浪漫」が、確か日コロ=ヴァージンの最終作だった記憶)が、あの頃の日本盤らしく、ミュージシャンはクレジットされていないし、観念的な難解な解説が書かれてる1枚…

●Dixie Fried / James Luther Dickinson

セントレアにボジョレー・ヌーヴォーが届いたと言うニュースをやっていた。僕はもちろんワイン通でもないけど、80'sのバブル期には、成田空港まで出向いて飲む人々が現れたりと、ボジョレーのブーム(というか大騒ぎ)があった事を覚えてる。元々11月の第3木…

男性名#5

■Mr.Henri The Clown / Asylum Choir 60's末、LAでスタジオ・ミュージシャンとして忙しくしていたリオン・ラッセルとマーク・ベノが組んだのがアサイラム・クワイア。人工着色料たっぷりのサイケ・ポップで、68年にSmashから出た「Inside The Asylum Choir」が…

well#2

■I Wish You Well / Radiator 77年にロケットからデビューしたレイディエーターは、リンディスファーンのアラン・ハル(g,vo)を中心に彼のソロに加わっていた面々〜ケン・クラドック(kb〜元ハッピー・マガジン)、ピーター・カートリー(g〜元リフ・ラフ)、コ…

your#2

■Your Saving Grace / Steve Miller Band スティーヴ・ミラーは出身がシスコではないけど、60's末にシスコにやってきて活動しているので、僕の中ではJA、デッド、QMSなんかと並んでシスコ・サウンドなんだけど、世間では違うのね。というか、「未だレココレで…

blue#3

■Blue Hat For A Blue Day / Nick Hayward ヘアカット100のニック・ヘイワードがアリスタから出した、ファーストソロがこの「North Of A Miracle」で、ネオアコ元年の83年にふさわしい出来だ。アイドル的な人気もあったヘアカットはあっけなく解散し、シンガー…

lady#3

■Lady Jane / The Rolling Stones 66年の「Aftermath」はストーンズにとって初めて全曲オリジナルで固めたものとして知られている。キングからLPが出てた時代に一番愛聴してたのはこのLPで、よって初期ストーンズは、言われるほど黒っぽくないなあというのが…

party#2

■Downranger Party / Ramatam 先日mixiのラマタムのコミュ(そんなのもあるのだ)からエイプリル・ロートンが去年の感謝祭の頃に亡くなっていたというニュースが届いた。ラマタムの2枚のLP以外ほとんど活動が知られてなかった人だが、その美貌と弾きまくる姿…

down#2

■Struttin' Down Main Street / Fusion このバンドのことを教えてくれたのはきよさんだけど、なんでも若きライ・クーダーが参加してると言う話だった。Atcoからのリリースながら、ほとんど無名な1枚だったのでまさか、Wounded Birdから出るとは思わなかった。…

don't#3

■Don't Let It Bring You Down / Neil Young 71年1月トロントのマッシー・ホールでのニール・ヤングのライヴ。「After The Goldrush」をリリースし、一般的にはピークにあったとさせる時期のソロ・ライヴは完全にアコースティックなもの。アーカイヴシリーズと…