●Quiver

クウィヴァー(ファースト・アルバム)
クィーヴァーの名前を知ったのは大好きなアル・スチュワートの「Year Of The Cat」を聞きながら調べてたら、ティム・レンウィック(g)がいたバンドと判明。その後コステロのアトラクションズにいたブルース・トーマス(b)はいるし、コチーズやスタッドのds、ウィリー・ウィルソン(ds)もいると俄然興味が出てきた。でグーゼン見つけた2枚目「Gone In The Morning」を聞くと、????だった。一言で言うと地味。UKスワンプとか書かれてる本もあるけど、ちょっと違うなあ。英国版デッド的なところがあるし、非ロックンロールなパブロック的なところもある(そういえばマウンテンの「悪の華」のライナーでケンショーが書いてた「キーバー」とはクィーヴァーのことだったのだ)。メンバーは先の3人にカル・バチェラー(g,kb,vo)を加えた4人だが、ある意味ロジャー・チャップマン以上に英国ロックのリトマス試験紙みたいな存在かもしれない。ただ名盤でも裏名盤(この言葉ってヤだよね)でもない、そういう1枚。"Barnes Copuntry"は見事なザ・バンドのイミテーション。