party#2

In the April Came the Drawing of the Red Suns
■Downranger Party / Ramatam
先日mixiのラマタムのコミュ(そんなのもあるのだ)からエイプリル・ロートンが去年の感謝祭の頃に亡くなっていたというニュースが届いた。ラマタムの2枚のLP以外ほとんど活動が知られてなかった人だが、その美貌と弾きまくる姿はあの時代稀有だった気もする。RIP。
そもそもラマタムは、元アイアン・バタフライのマイク・ピネラ(g,vo)、元ジミ・ヘンドリックス・イクスピアレンスのミッチ・ミッチェル(ds)、元ブルックリン・ブリッジのトミー・サリヴァン(kb,vo)にラス・スミス(b)、紅一点のエイプリル・ロートン(g,vo)の5人が結成したハードロックで、72年にトム・ダウドのprodでアトランティックからデビューした「スーパーグループ」の1つ。ファーストのあとミッチェル、ピネラ、スミスが抜け、ジミー・ウォーカー(ds)を加え、3人となったバンドは、73年に「In April Came The Drawning Of The Red Suns」をリリース。これが混沌とした傑作で、思わずソフトロック!と叫んでしまいそうな"The Land〜Rainy Sunday Evening"から始まって、ロートンのorg、harpをフィーチャーした"Autumn Now"といったメロディアスな曲が充実。ロートンが歌う"Bounty On My Table"では、しっとりとした味も見せる。
かと思うとハードなgが炸裂する、ヘヴィな"Downrange Party"では、ホーンも加わってなんとも壮絶な世界を展開。速く弾けばいいというものではないが、とりつかれたように弾きまくる姿は鬼気迫るものがある(といっても動くエイプリルは見たことないが)。
RhinoじゃなくてWounded Birdからのリリースと言うのが残念!