R:エルトン・ジョンって有名なのは70年代だけど、80年代にもいい曲が多いよね。"Empty Garden"とか、"Nikita"とか。さっきの"Sad Songs"も。僕にとってリアルなエルトンは、この頃。

F:80年代の初めにジョン・レノンと共演したライヴが唐突に出て、それがキングから出てなんかすごく違和感があった。74年ごろのMSGでのライヴで、ちょうど"真夜中をぶっ飛ばせ"の頃。"Empty Garden"は、レノン・トリビュートの曲ね。

H:おねえちゃんとFさんは同じ学年でしょ。ジョン・レノン撃たれたの試験中だったって。

F:そうそう。覚えてるね。僕はそれほどビートルズに熱中しなかったけど、復帰すぐだったからショックはあったなあ。"Empty Garden"はそんなに大ヒットじゃなかった記憶。

H:"Nikita"っていうとリュック・ベッソンの映画を思い出すけど、ベルリンの壁の歌でしょ。

R:壁がなくなるのが、89年だから、まだ壁があって向こうに恋人がいるって話じゃなかったかな。

H:「リヴァプールからの手紙」っていう映画もあった。原題は”レター・トゥ・ブレジネフ”でロシア人の彼に会いたいから、ブレジネフ書記長に手紙を書くって話。

F:壁って言えばピンク・フロイドの「Wall」って僕はあまり興味無かったけど、R君はどう?

R: