[Have A Nice Day]#5

Have a Nice Day V 5
71年のヒット12曲。

  • Chick−A−Boomは、1HWのダディ・デュードロップのノヴェルティ・タイプのヒット(#9)。詳細不明の人だが、まあこういう曲がなぜかヒットしてしまう事もあるのだ。途中リトル・リチャードの”トゥッティ・フルッティ”が引用される。日本のガールズバンド、チカ・ブーンはここから取ったのかな?
  • ロボが、グラム・パーソンズとハイスクール時代に同じバンドを組んでたというのは、不思議な話だ。Me And You And A Dog Named Booは、デビュー・ヒットで#5まで上昇。やさしげな歌い方が癒されます。
  • ウッドストックで最初に登場した、リッチー・ヘイヴンスといえば、アコギをカシャカシャかきならす黒人のフォークシンガーで、最大のヒットが、ビートルズのカヴァーのHere Comes The Sun。これはライヴ・ヴァージョンでアコギとコンガ、うっすら聞こえるスティールが印象的。あっという間に終わってしまうが、オリジナル以上に好きかも。#16。

Resume Best of

  • マレイ・ヘッドは、英国の俳優、歌手でsswっぽい味わいのソロがあるが、一番有名なのはロック・ミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」の中のSuperstar。多少ディスコっぽい感じもあるが、今聞いてもかなりパンチの効いた演奏だ。#14。
  • 再び登場のジェリー・リードのWhen You’re Hot,You’re Hotは、#9まで上昇(カントリー・チャートでは#1)。”Amos Moses”同様歌詞がわからないと面白さ半減だが、ノヴェルティっぽい出来。パキパキいうgも聞こえる。
  • ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズのDon’t Pull Your Loveは、#4の有名曲。”恋のかけひき”だったかな、邦題は。レーベルはダンヒルで、まあこれもダンヒルサウンドになるのかな。個人的には75年の”Fallin’In Love”の方が好きだ。
  • 南北戦争の軍服をコスチュームにしたポール・リヴィア&レイダーズは、66年あたりをピークとした、いわゆるヤンキー・ビートだが、70’sに入ってからは、レイダーズ名義でシングルをリリース。Indeian Reservationは、最初にして最後の#1ヒット。相当時代遅れだったと思うのだけどなあ。
  • 英国のフォーチュンズといえば、60’sに”ユーヴ・ガット・ユア・トラブルズ”のヒットがあるバンドだけど、ソフトなハーモニーを得意としたもの。このHere Comes The Rainy Day Feeling Againも上品なハーモニーが楽しめる。#15。
  • チェイスGet It Onは”黒い炎”という邦題で知られたブラス・ロック。シカゴ、BS&Tの後雨後の筍の様に出て来たブラスロックの一つで、本国以上に日本で人気が高かった。この曲もキャッチーなリフが印象的。日本のTOPSもカヴァー。#24。同時期のT Rexの同名のヒットは、紛らわしいのでBang A Gongに米題が代わったというのは有名な話。
  • ションデルズを解散してソロになった、トミー・ジェイムズが放ったDraggin’ The Lineは#4まで上がったもの。これまたシンプルなリフが繰り返される単調な曲だが・・・
  • レッドアイというバンドは全く不明。デイヴ・ホジキンスとダグラス・マークが率いてた事くらいしかわからない。このGamesはコーラスが結構決まった、フツーのポップ曲。ベースラインが結構跳ねるが。#27。
  • 映画「戦略大作戦」の主題歌、Burning Bridgesは、マイク・カーブ・コングリゲーションのクレジットがあるが、ミッチ・ミラーみたいなコーラス団を意識したのだろう(戦争映画だし)。カーブという人は、後に同名のレーベルを立ち上げる。#34。