16■■ダンディー少佐('65米)

監督:サム・ペキンパー
主演:チャールトン・ヘストンリチャード・ハリス、センタ・バーガー
ペキンパーが、ハリウッドから干される原因となった1本。南北戦争末期のアパッチを追う、北軍(南軍捕虜を含む)部隊の決死行を描いた西部劇。当時メキシコはフランスが統治していた関係で、突然仏軍が出てくるとなんとも違和感がある(と村上春樹も書いていた)。完成をめぐり、ペキンパーは編集権を剥奪され、会社側が勝手に編集したとして、ペキンパーは自分の作品とは見なしてなかったとか。確かに盛り込みすぎで整理すればもっとよくなったかも。ハリス演ずる南軍の捕虜将校がいい。脇役満載でジェームズ・コバーン、マイケル・アンダースン・Jr、ジム・ハットン、ブロック・ピーターズ、タブ・ハンター、ウォーレン・オーツ、ジョン・デイヴィス・チャンドラー、L・Q・ジョーンズ、R・G・アームストロングら。センタ・バーガーは、アリ・マッグロウとならんでペキンパー映画に二度起用された数少ない1人(もう1本は「戦争のはらわた」)。
Major Dundee、Columbia、2h04