33■■■キル・ビル・Vol.1('03米)

監督：クエンティン・タランティーノ
主演：ウマ・サーマン、ルーシー・リュー、デヴィッド・キャラディン
「ジャッキー・ブラウン」以来久々のタランティーノの新作は、そのルーツをあらわにした東映ヤクザ映画、日活ニューアクションへのオマージュたっぷりの怪作アクション。サーマンとリューが日本語で啖呵を切ったり、お決まりの時制の移動（回想シーンの多用）、異常に凝った細部などオタク度満載。音楽では日本のガールズガレージバンド、The 5-6-7-8's（まだやってたのね）を起用したり（演奏シーンもあり）梶芽衣子の”修羅の花”(「修羅雪姫」（釈由美子がリメイクしたオリジナル）より）”怨み節”、そして何故かパンパイプのザンフィルなど支離滅裂ながらおもしろい（ヒューマン・ビーンズの”ノー・ノー・ノー”も）。他にはヴィヴィカ・フォックス、ダリル・ハナー（あの「スプラッシュ」の人魚だ！）、ジュリー・ドレフュス、栗山千明（「バトルロワイヤル」で見初めたとか。ちなみ役名のゴーゴー・夕張の夕張はゆうばりファンタでおなじみの北海道の夕張市から）、ソニー千葉（もちろん千葉真一）、マイケル・マドスン、マイケル・パークス、風祭ゆきら。
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