'05秋のセレクト#1

毎年秋になると、ssw系のセレクトを自分で作ってます。今年で4回目になるけど、今回はsswという個人にとどまらず、バンドものも入れて見ました。順に紹介。今日はPt1。

1・Everybody's Looking For Someone / Thirty Days Out ('71)
同名の若いUKバンドがあるらしいので、検索すると出てくるのはそっちばかり。こちらはジョン・モルケン(g、vo)が70's初めに結成したNYの4人組。非常に乾いたgのリフが印象的なハードロック。バンドはこの71年盤「Thirty Days Out」(Reprise)を残して解散。ほとんど語られる事がないですが、なぜか一部で好きな人もいるらしい(like me)。一時期のジェームズ・ギャングを思わせる感じで、決してスワンプではないけど、そう紹介されてる場合もあるようです。prodはラリー・マークス。ジム・デッキンソン、ラリー・ネクテル(kb)も参加。
http://www.music.com/group/thirty_days_out/1/


2・Get You In The Mood / Eagles ('72)
誰にでも隠したい過去があるらしい。イーグルスのデビューシングル”Take It Easy”のB面である、この曲は、公式には一度もLP化されていない。確かに今聞くとお粗末な部分はあるかもしれないが、グレン・フライがそこまでひた隠しにするほどのことではない、とも思います。フライのデトロイト時代を思わせるような少しブルージーなナンバー。”Witchy Woman”に似た部分もあります。


3・Something New / Barbi Benton ('76)

ある年代にとってはバルビ・ベントンはセックス・シンボルだったのかもしれません。元プレイメイトで、Playboyレーベルからデビューしたスウェーデン出身の女性シンガー。モデルが歌を歌うという余技だったのかもしれませんが、この3枚目ではロバート・アペルがprod。アンドリュー・ゴールドが全面協力した、ウエストコースト風ポップ・ロックになっています。これはタイトル曲で、ゴールド作。



4・Trail Of Tears / Talbot Brothers ('74)
なんでもCCM系のグループらしい。74年にWarner Brosに1枚残した「Talbot Brothers」は、ラス・カンケル、リー・スクラー、スニーキー・ピート、デヴィッド・リンドレーらが参加、というクレジット見ただけで胸が躍る。この曲はWBのサンプラーからチョイスしたので、残念ながら件のLPは未聴。すすり泣くようなdobroはジョン・グレイヴスという人によるものだろう。少し地味かな?テリーとジョン・マイケルのタルボット兄弟のバンド。
http://musicmoz.org/Bands_and_Artists/T/Talbot,_Terry/Discography/Talbot_Brothers_%5Bwith_John_Michael_Talbot%5D,_The/


5・Dreamer / Sherman Hayes ('73)

Barnaby(クロディーヌ・ロンジェもLPを出していた)なるレーベルからのリリース。元ボー・ブラメルズのロン・エリオットのグループ、パンのbass奏者のソロ「Catman」から。かつてレココレ誌の「カントリーロック」特集で紹介されたこともある1枚。この曲では、西部劇に出てくるような酒場のピアノ(トイピアノ)風の音が郷愁を感じさせる。saxはジム・ホーン。