グレッグ・オールマン

Laid Back
■Laid Back / Gregg Allman
レイド・バックという言葉がこのアルバムリリース('73)よりも前にあったのか、正確なことはわからないけど、なんとなくクラプトンの「Ocean Boulvard」とこのアルバムのおかげでレイド・バックした音というのがイメージできるようになったことは事実。とはいっても昔の、NMMの今思えば不毛な、論争にもあったけど、「ゆったりとした中に緊張感を持った音楽」というのはわかったようでわからない。オールマンズの活動と並行して、73年にグレッグがリリースした初ソロでは、オールマンズのセルフカヴァー2曲を含み、カウボーイのトミー・タルトン(g)、スコット・ボイヤー(g,steel,kb)、ウェット・ウィリーのジミー・ノールズ(g)、ブッチ・トラックス、ジェイモー(perc)、ポール・ホーンズビー(kb)、ビル・スチュワート(ds)、チャック・リーヴェル(kb)、バジー・フェイトン(g)らが参加。"Midnight Rider"のゆったりとしたarrからして違うと感じさせられるが(とはいっても初聞きは、こっちのヴァージョンだった)、"Queen Of Hearts"の都会的な、ソウル・ジャズっぽいarrにはビックリした。カントリー・ロック的な"These Days"はジャクソン・ブラウンの初期の作品で、ソングライターとして注目されていた時期に多くのアーティストが取り上げたもの。ゴスペル風コーラスが控えめな"All My Friends"、派手な有名なトラッド"Will The Circle Be Unbroken"(NGDBやジェリー・ジェフ・ウォーカーもカヴァー)もいい。内ジャケに当時の恋人シェールの姿もあり。