in love#2

ベスト・オブ・リンダ・ルイス~リーチ・フォー・ザ・トゥルース~
■I'm In Love Again / Linda Lewis
日本のワーナーが世界初CD化しながらあっと言う間に廃盤になってしまったリプリーズ時代のリンダ・ルイスだけど、欧ワーナーが「Reach For The Truth」というコンピを出してまた聞けるようになった。名盤として知られる「Lark」(シールドのLPをフラッシュで買ったけど、27くらい、当時の僕には結構な清水(きよみず)だった覚え)よりも次の「Fathoms Deep」('73)のほうが好き。後のハミングバードの連中を中心としたバックは、ロックと言うよりはソウルに近いけど、白人によるこうしたソウルっぽいニュアンスのつけ方は、ジェフ・ベックの「Blow By Blow」で頂点に達する気もする。この"I'm In Love Again"では高音と低音を使い分けた歌い方が素晴らしい。まさにひばり(lark)のさえずりだ。