time#3

Light of Smiles
■Time Machine / Gary Wright
ゲイリー・ライトというと一般的には"Dream Weaver"のヒットで知られるkb奏者。その昔は英ロックのスプーキー・トゥースに参加した米organ奏者でソロになった初期の作品は、同じA&Mということもあって売れなかったけどいい作品を出してた頃のピーター・フランプトンに通じるものがある。"Dream Weaver"の大ヒットは前衛的でないsynの使い方をポップフィールドで示した、といったところだろうか?それでも同じようなシンセアルバム「The Light OfYour Smiles」('77)を勢いで作ってしまったところに落とし穴があった。それは全くも見事な二番煎じだったのだ。ジム・ケルトナー(ds)、デイヴィッド・フォスター(kb)以外はライトがkbとsynで表現。それにしてもひどいジャケットだ。