don't#2

ゲット・クロース
■Don't Get Me Wrong / The Prenders
プリテンダーズというとNMEでライターをやっていたクリッシー・ハインド(g,vo)を中心とした4人組で、ニュー・ウェイヴの中から登場しながら、オーソドックスなロックを感じて昔から好きだった。初来日のサンプラザのアンコールが、トロッグスとスモール・フェイシズのカヴァーだったこと(当時はもちろんわからなかったけど)が82年の時点では新鮮だった。その後メンバーの死もあって悲劇のバンドとして扱われたのには少々参ったけど。ボブ・クリアマウンテンがprodした4枚目「Get Close」はタイトルとは裏腹に、僕にとって決別の1枚だった気がする。それまで基本線はビートバンドだったはずだけど、音楽的な成熟が頭でっかちに感じたのだ。それでもシングルカットされたこの"Don't Get Me Wrong"は、ポップなメロディーが印象的なもの。何よりもクリッシーのリズム・gのリフが心地いい。故本田美奈子の名曲"One Way Generation"
はこの曲(というかこのリフ)へのオマージュ、というかパクリだけど・・・
    おまけ
いかにもMTV時代らしい、このクリップ!