country#3

Reo 2
■Golden Country / REO Speedwagon
REOスピードワゴンの72年の2枚目「Two」から。現在まで(?)アンコールで歌われる初期の代表作"Golden Country"(邦題"輝く大地")。一聴すればわかる通り、パープルの"Child In Time"と"No No No"からの影響が強い、珍しく英国のハードロック風のナンバー。テリー・ラットル(vo〜後にスターキャッスル)の後任として加わったケヴィン・クローニン(vo,g)とゲイリー・リチラス(g)を中心としたバンドの核が固まったのがこのLPだけど、まだまだ曲は荒いし、演奏もひらめきに欠ける(というかこなれたライヴ・ヴァージョンの方が遥かにいい)。一般的にブレイクしたのは81年の「Hi Infidelity」で、77年の2枚組ライヴがシングルヒットなしで長くチャートにとどまったことを考えると、デビューからの地道なクラブサーキット廻りで、演奏力をつけた、いわば叩き上げのバンドなので、ライヴ・アルバムで評価を受けたことがうれしい。僕もこの77年のライヴが出た頃からのファン。当時「ヤング・ジョッキー」で渋谷陽一氏が(ブリティッシュ派にしては珍しく)このライヴから何曲かOA。日本ではもちろんこのライヴはさっぱりだったけど、CBSソニーからエピックが別れた際、再発。このセカンドは、80'sに入って「REO」と共に再発された。


かなり珍しい初期のライヴ。voはテリー・ラットルでクローニンは未参加。曲は1stからの"157"Riverside Avenue"(これも長年ステージでおなじみ)。