king#2

Draw the Line

Draw the Line

167■Kings And Queens / Aerosmith
77年の必殺の「Draw The Line」(Columbia)の日本盤LPは、5人位のライナーノーツがついた豪華なものでした。ロングセラーとなった前作「Rocks」同様、ジャック・ダグラスのプロデュースで、音のカタマリのハードな演奏にはずいぶん参ったものでした。今の耳では、スライドが切れ味鋭いタイトル曲の"Draw The Line"、ファンキーな"Get It Up"(女性voはカレン・ローレンス)なんかはそれまでのエアロスミスとは違うと感じるのですが、当時は痺れっぱなしで気がつく事はありませんでした。ジョー・ペリーが歌う"Bright Light Fright"の入ったA面ばかり聞いてた気がします。そんななか当時からエアロスミスらしくないと言われていたのが、B面のアタマに入った"Kings And Queens"でドラマティックで泣きのフレーズ満載のナンバー。ブリティッシュ寄りという評も当時はありました。一部ではペリー不参加で、ブラッド・ウィットフォード(g)しか弾いていないという話もありますが、途中の泣きのgなど、やっぱらしくないです。