baby#2

レインボー(紙ジャケット仕様)

レインボー(紙ジャケット仕様)

■Bye Bye Baby / McGuinness Flint
Capitol時代のマッギネス・フリントについてはまあよく書かれるようになりましたが後期に関してはまだまだです。ギャラガー&ライルが独立した為、マッギネス・フリントは71年に解散。ディキシー・ディーン(b,kb,harp,vo)を加え、ディーン・マッギネス・クルーソン・フリントという連名でDJMから「Lo And Behold」('73)をリリースします。これはディランの未発表曲を集めたカヴァー・アルバムで、マンフレッド・マン時代からディランの未発表曲(「The Basement Tapes」はまだ出ていません)を知るつてがあったと考えられます。
Lo And Behold

Lo And Behold

73年にはレーベルをBronzeに移してトニー・アシュトンのプロデュースで「Rainbow」をリリース。メンバーはディーン、トム・マッギネス(g,banjo,mand,vo)、ヒューイ・フリント(ds,vo)に新参加のジム・エヴァンス(steel,vo)、ルー・ストーンブリッジ(kb,harp,g,vo)の5人です。ストーンブリッジはパラディンにいた人です。
前とどこが変わったのか?と言われてもなかなか説明しにくいですが、エヴァンスが弾くsteel-gのトーンがイギリスのカントリー・ロック色(いわゆるイギリスのアメリカ色)を濃くしています。基本線はパブロックで、ザ・バンド色が見え隠れします。"Bye Bye Baby"は優しいメロディーにsttelが絡む出色の出来です。