like#3


■Sunshine Looks Like Rain / Nigel Olsson
プラスティック・ペニーからユーライア・ヒープを経てエルトン・ジョン・バンドに加わったナイジェル・オルソンは、日本では70's後半のAORっぽいヒット曲"Dancing Shoes"(フェイス・バンドとの競作でした)で知られていますが、71年にDJMからリリースした初ソロ「Nigel Olsson's Drum Orchestra And Chorus」では英スワンプ的な味わいを見せています。
フックフット〜エルトン・バンドのカレブ・クウェー(g,kb)、プラスティック・ペニー〜プロコル・ハルムのミック・グラバム(g)、コチーズのBJ・コール(steel)、ディー・マレイ(b)そしてビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーのキャシ・マクドナルド(vo)らがサポートしています。冒頭の"Sunshine Looks Like Rain"はかきむしられるようなメロディーが印象的なナンバーで、女性コーラスも印象的です。ハイライトとされるキャシ・マクドナルドが歌う"Hummingbird"(リオン・ラッセル作)よりもオルソンの歌うメロディアスで泣かせるややウェットなナンバーの方が好みです。