water#3

Time Passages Live

Time Passages Live

282■Life In Dark Water / Al Stewart
元々はプロモ・オンリーでラジオ局に配られたというアル・スチュワートの「The Live Radio Concert Album」は、通称Blue Albumとして熱心のファンの間では人気の1枚でした。但し81年に2枚組の3面を使った正規のライヴ盤が出るまでは…
その存在を知ったのはずっと後になってからで、深民さんの「ヒストリー・オブ・ブリティッシュ・ロック」の巻末のディスコグラフィーでした。その後ネット仲間に音源を聞かせてもらったりしましたが、02年にBMGより「Time Passages Live」のタイトルでリリースされています。
ちょうどこの時期のライヴを見てる僕としては、なんとも懐かしい気分になりますが、あの頃RCAから出た2枚しかちゃんと聞いてなかったので、古い曲には反応出来なかったのです。当時のバンドはア・ショット・イン・ザ・ダークです。盟友ピーター・ホワイト(g,kb)、ロビン・ランブル(b〜元ビザンティウム)、フィル・ケンジー(sax)、ロバート・アルパート(kb)、クリシャ・クリスティーナ(kb,vo〜元ナチュラル・アコースティック・バンド)、ハリー・スティントン(ds〜元シルヴァー)、アダム・ユアマン(g)と無駄にメンバーが多い気がします。
この"Life In Dark Water"は、78年の「Time Passages」に収められてたもので、ドラマティックな構成のナンバー。そのスタジオ盤は、アラン・パーソンズのややオーヴァー・プロデュースな印象も受け、この曲のkbの使い方、エコーのかけ方なんかそう思ってました。このシカゴでのライヴ盤は、スタジオ・ヴァージョンをなぞるようにしていますが、泣きのgをたっぷりとフィーチャー。