第22回セレクト合戦 曲目発表おまけ篇
- アーティスト: Roy Wood
- 出版社/メーカー: Connoisseur
- 発売日: 1993/08/23
- メディア: CD
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○○に入るのは、ジャンル、アーティスト何でも可だったのですが、ネオアコ篇、渋谷系篇、カントリー・ロック篇などいろいろ考えました。作った上で、既製品っぽい感じがしたので却下したものありましたが、おまけとしてセレクターの方々(今回は久々の少参加となりました)に送ったのが、このロイ・ウッド篇です。ムーヴ、ELO、ウィザード、ロイ・ウッド、スーパー・ウィゾ、ヘリコプターズなど様々な名義で活動を続けるロイ・ウッドですが、権利関係の問題もあって安直な(特にジャケット)ベスト盤が乱立しており、その為このセレクトを考えたのですが、独Repertoireからの「Exotic Mixture」と「Wizzars Single A's & B's」の2枚のコンピをそろえれば、一応網羅してしまうので、このセレクトはオクラ入りとなりました。それでもなんとなく惜しいので陽の目を浴びた次第です。
1・Song Of Praise ('71) RW
- アーティスト: Roy Wood
- 出版社/メーカー: Caroline
- 発売日: 2007/05/18
- メディア: CD
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2・Dancing At The Rainbow's End ('77) RW'sSuper Wizzo Band
- アーティスト: ロイ・ウッド
- 出版社/メーカー: ミュージックシーン
- 発売日: 1999/09/25
- メディア: CD
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3・See My Baby Jive ('73) Wizzard
- アーティスト: Wizzard
- 出版社/メーカー: Repertoire
- 発売日: 2002/11/20
- メディア: CD
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4・This Is The Story Of My Love('74) Wizzard
Introducing Eddy & the Falcons
- アーティスト: Wizzard,Roy Wood
- 出版社/メーカー: Edsel Records UK
- 発売日: 2000/02/08
- メディア: CD
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5・Wake Up ('71) RW
- アーティスト: Roy Wood
- 出版社/メーカー: Caroline
- 発売日: 2007/05/18
- メディア: CD
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6・Going Down The Road ('74) RW
マンドリンの使い方なんかモンド的ですね。これもシングルオンリー曲。
7・Marathon Man ('74) Wizzard
フィル・スペクターからの影響からか、こういうモンドなインストがシングルのB面に使われることが多かったです。el-sitarを大げさに使ったかと思うと、直球勝負のメロディアスなgソロもあって素敵です。セカンド「Mustard」からのシングル"Are You Ready To Rock"のB面。
8・You Got Me Running ('74) Wizzard
「Introducing Eddy & The Falcons」という架空のロックンロール・バンドを演じた1枚から。完全にオールディーズ・ムードです。
9・Nancy Sing Me A Song ('71) RW
三度「Boulders」から。
10・Forever ('73) RW
73年はセールス的にピークで2枚の#1を含む5枚のトップ20ヒットが生まれています。#8まであがったこの曲はビーチボーイズっぽい。これもシングルオンリー。
11・I Never Believed In Love ('77) RW & Annie Haslam
当時の恋人、ルネッサンスのアニー・ハスラムとの共作シングルで77年にWarner Brosからリリース。これまたノン・アルバム曲です。
12・I Wish It Coluld Be Christmas Everyday ('73) Wizzaard
もはや定番ものとなったクリスマス曲。#3まで上がっています。
まったく蛇足ですが…
ロイ・ウッドは英国バーミンガム出身のミュージシャンで、60'sにはマイク・シェリダン&ナイトライダーズを経てザ・ムーヴを結成。70'sに入ってムーヴがエレクトリック・ライト・オーケストラと名前を替える頃に脱退しています。オールディーズ・ムード満載のビッグ・バンド・スタイルのウィザード、ソロ、ウィゾ・バンドなどいろんな名義で活動。上にも触れましたが、73年にセールス的にピークを迎えます。派手なメイクとわかりやすいポップさなどからグラム・ロックとしてイギリスでは扱われていたようですが、全盛期となる70'sに日本でちゃんと紹介されなかったこと、シングル中心のリリースだったこと、シングルの明快さと比べウィザードの場合、アルバムは実験的だったことなどから、日本ではほとんどまともに扱われず、CDの時代になって再評価の機運が高まりました。