sunshine#3

ムーギー(紙ジャケット仕様)

ムーギー(紙ジャケット仕様)

■Crying In The Sunshine / Mark Moogy Klingman
トッド・ラングレンユートピアのkb奏者で、それ以前にはジョー・ママのジョエル・オブライエン(ds)とグリッター・ハウス成るバンドを組んでいた(ボブ・クルーのDyno Voiceから68年に1枚LPをリリースしています)ムーギー・クリングマンのソロ「Moogy」は72年にCapitolからリリースされています。いわゆるウッドストックサウンド的なムードを持ったものですが、当時組んでいたムーギー&ザ・リズム・キングスのラルフ・シュケット(kb)、ジョン・シーグラー(b)(いうまでもなくこの二人は元ユートピアで、この後クリングマンと共に第2期ユートピアとして召集される)、後にピーター・フランプトンとの仕事で知られるジョン・シオモス(ds)、更にトッド・ラングレン(g,vo)、ユートピア以前のラントのメンバー、トム・コスグローヴ(g)、スチュ・ウッズ(b)らが参加しています。
この"Crying In The Sunshine"は、鈴木祥子が「Snapshots」でカヴァーして知った曲ですが、08年にAir MailからCD化されるまでこの「Moogy」は長らく入手困難な1枚でしたので、この選曲すごい! まるで「Something/Anything」に入っててもおかしくないメロディアスなナンバーでトッドとムーギーのvoをフィーチャー。コリン・ウィルコックスらのsaxもいいアクセントになっています。ウッドストック的ではあまりないですが、そちらの方はベン・キース(steel)、エイモス・ギャレット(g)、ND・スマート(vo)の入った"Kilpatrick's Defeat"、"Kindness"、"Just A Sinner"で楽しめます。