hungry#3

ザ・リバー

ザ・リバー

■Hungry Heart / Bruce Springsteen
リアルタイムで聞いたスプリングスティーンのアルバムは「Darkness On Edge Of Town」('78)ではなく、実はこの「The River」('80)だったのです。ストリート系のロックンロールがそろそろ日本でも本格的に評価されつつあった頃、この2枚組はそういった"Rosalita"の様なタイプの曲から、次の「Neblaska」につながる地味なフォーク調の曲、更には50'sのロックンロール、R&Bを下敷きにしたハッピーなやつまで多彩でした。#4まで上がった"Hungry Heart"は、フィル・スペクター的な60'sポップスの明るい部分を前面に押し出したラヴソングです。クレジットからE Street Bandが無くなったのは、本作が初めてでした。