なんやかんやで2009

1・Talk It Over In The Morning:Roger Nichols & The Small Circle Of Friends

フル・サークル (紙ジャケット仕様)

フル・サークル (紙ジャケット仕様)

07年リリースの39年ぶりのセカンドから。質感が約40年前とほとんど変わっていない事に驚愕。evergreenとはこういうことを言うんだね。
http://d.hatena.ne.jp/Finyl/20091215#p1
2・Lemonaide Kid:Kak
Love Is the Song We Sing: San Francisco Nuggets

Love Is the Song We Sing: San Francisco Nuggets

シスコ篇ナゲッツの労作4枚組ボックス('07)より。カクは69年にEpicからLPを出してる4人組で、この箱で知りました。この曲もそこに収録されたもので、繰り返されるgのリフが妙に耳に残るサイケデリックです。
3・I Remember The Girl:The Bandits
Break-A-Way : The Songs Of Jackie DeShannon 1961-1967

Break-A-Way : The Songs Of Jackie DeShannon 1961-1967

ジャッキー・デシャノン・トリビュートからは、詳細不明の5人組、バンディッツの66年シングルのB面。愁いのあるフォークロックです。
4・Sherry:小坂忠
Chu’s Garden(DVD付)

Chu’s Garden(DVD付)

小坂忠の10枚組というのも、今年の大きな買い物でした。「Chu Kosaka Sings」('76)は、初出ではないですが、今まで聞いたことなかったもの。それほど好きなLPではなかった事が判明(^^; それでもフォー・シーズンズのこのカヴァーにはなごみます。
5・口の角:寺尾紗穂
愛の秘密

愛の秘密

車でかけてたら、子どもたちも好きになって一緒に歌うようになってしまった、という改めて音楽の力を思い知ったのは、寺尾紗穂の「愛の秘密」('09)です。meikanさんに教わった人です。
6・Lonely Together:Estelle Levitte
イズント・イット・ロンリー・トゥゲザー(紙ジャケット仕様)

イズント・イット・ロンリー・トゥゲザー(紙ジャケット仕様)

これもmeikanさんがいち早くブログで紹介してた人。ブリル・ビルディングな女性作曲家の唯一のsswとしてのソロ('74)。まったく存在も知りませんでしたが、この曲はスターク&マクブライエンもカヴァーした、74年のアメリカン・ソング・フェスの優勝曲です。
7・Carry Me Home:Alicai May
スキニーディッピング・イン・ザ・フラワーズ

スキニーディッピング・イン・ザ・フラワーズ

きよさんのブログでは古くから紹介されていたアリシア・メイもCD化されました。僕はマイナー・レーベルのsswたちは全く無視しているのですが、物によってはメジャー・レーベルのsswと近いサウンドプロダクションもありますね。韓国経由でCD化されたのですが、オリジナルは76年リリースのフォーキー・サウンド。この曲はレッド・ローズ(steel)やトリス・インボーデン(ds〜ロギンズ&メッシーナ、ファイアフォール、シカゴ)も参加しています。アリシアが弾くdulcimarが初期ジョニ・ミッチェルやウェンディ・ウォルドマンを思い出します。
8・Rocky Raccoon:Andy Fairweather Lowe
ビー・バップ・ン・フーラ+1(紙ジャケット仕様)

ビー・バップ・ン・フーラ+1(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: アンディ・フェアウェザー・ロウ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2006/02/22
  • メディア: CD
  • クリック: 2回
  • この商品を含むブログ (3件) を見る
今年はビートルズの再発も盛り上がりましたが、アンディ・フェアウエザー・ロウの聞いたことなかった「Be Bop'N' Holla」('76)から、このビートルズのカヴァーを。スライドはブリン・ハワースです。
9・Break Away:スクーターズ
コンプリート・コレクション

コンプリート・コレクション

もちろんジャッキー・デシャノンが書いて、アーマ・トーマスが歌ったものですが(80's派には、トレイシー・ウルマン)、♪あと何秒〜とカウントする日本語ヴァージョンずっと探してたら、意外にもメジャー級のスクーターズでした。稚拙ですが、ご勘弁を。
10・Shout To The Top:Paul Weller
Catch-Flame!

Catch-Flame!

精力的に活動を続けるポール・ウェラーは、近年ではジャムやスタカン時代のナンバーもやってるようです。スタカンの大好きなこの曲も。
11・King Of Surf Guitar:Dick Dale & The Del Tones Featuring Darlene Love
So Much Love - A Darlene Love Anthology 1958-1998

So Much Love - A Darlene Love Anthology 1958-1998

ガレージ〜サーフギターの第一人者、ディック・デイル&デルトーンズにブロッサムズ(というよりはスペクターのセッションでおなじみの)ダーレン・ラヴが加わったノヴェルティなシングル。ラヴの仕事をまとめた英Aceのアンソロジーからです。
12・恋せよ乙女地球と廻れ:ナポリタンズ
Girls Sazanami Beat! Vol.1

Girls Sazanami Beat! Vol.1

ガールズ・ガレージ・バンドをあつめたサザナミレーベルのコンピ、「Girls Sazanami Beat]('08)より。このナポリタンズのチープな味わいは格別です。
13・Chinatown:The Move
Anthology 1966-1972

Anthology 1966-1972

ロイ・ウッドやジェフ・リンのいたELOの前身であるムーヴもいろいろと音源が出回っていますが、英Salvoから出た4CDの箱を購入。これは特に珍しい音源ではなく、Harvestに移籍後の「Message From The Country」('70)に収められていたエキゾティックなナンバーです。
14・Ballad Of Mott The Hoople:Mott The Hoople
革命(紙ジャケット仕様)

革命(紙ジャケット仕様)

お化粧したロックは苦手ですが、モット・ザ・フープルはいわゆるグラムと少し違います。紙ジャケで出た「革命」から泣かせにかかるこのバラードは、初期同様ディランからの影響強いです。
15・Try To Reach You:National Head Band
Albert 1

Albert 1

ユーライア・ヒープやキャラヴァンのメンバーがいた事で知られると書くと、ハードロックorプログレという先入観が付いてしまいますが、実はイギリスのアメリカ的なルーラルな音でもありました。
16・あの日にかえりたい:やまがたすみこ
ゴールデン☆ベスト

ゴールデン☆ベスト

日本コロムビア所属なので、歌謡曲歌手のように「ゴールデン・ベスト」なるものがスミの場合にもLPで出ておりました。その「すみこふぁいる」に収められたユーミンのカヴァーです。オリジナルをなぞるかのような非常に匿名的な演奏ですが、声質や歌い方が本家よりもこの曲にあってる感じします。
17・Morning Of My Life:Jubal
Jubal

Jubal

ロブ・ガルブレイスやデニス・リンドがいたゴスペルっぽい白人バンドがこのジューバルで、CD化されるまで存在も知りませんでしたが大当たりです。
18・November Night:Peter Fonda
Where the Action Is: Los Angeles Nuggets 1965-1968

Where the Action Is: Los Angeles Nuggets 1965-1968

Rhinoから出たLAナゲッツの箱から俳優ピーター・フォンダのシングルを。なかなか心地よい歌声です。
19・Typical:Greg Copeland
Diana & James (Dig)

Diana & James (Dig)

ジャクソン・ブラウンのハイスクールの先輩で、81年にジャクソンのprodでずいぶん遅いデビューだったコープランドの20数年ぶりにセカンドは、ジャクソンのレーベル、Inside Recordingsから、去年出ました。全編アコースティックな手触りですが、この曲はもろ70'sのカントリー・ロック。(steelはグレッグ・リーズです)
20・Indian Monsoon:Chris Wood
Vulcan

Vulcan

トラフィックのsax吹きのクリス・ウッドが亡くなってずいぶん経ちますが、録りためた音源が今年リリースされました。トラフィックのダラダラした部分を担ってた人で、輪郭のはっきりしないブロウなど、まさしくこの人の持ち味。ニューエージ(死語)風のものもあります。もちろん全曲インスト。