good#2

Measure for Pleasure

Measure for Pleasure

■Good Luck / P F Sloan
ジム・ウエッブが作ってアソシエーションがヒットさせた(ジェニファー・ウォーンズの素晴らしいカヴァーもある)"P F Sloan"という歌もありますが、この人は何とも不幸なsswです。スティーヴ・バリとのファンタスティック・バギーズに始まるサーフィン・ホット・ロッドの一連にヒット曲からフォーク・ロック黎明期にかかわり、グラス・ルーツの影武者としてデモ・テープを作った後同じDunhillより"Sins Of A Family"、"From A Distance"(これは日本のみのヒット)、"A Melody For You"のヒットを出したのは65〜66年ごろで68年にはDunhillを離れて、Atcoから「Measure Of Pleasure」をトム・ダウドのprodで出すも不発。あっさりとシーンから姿を消し、♪あの(一世風靡した)PFスローンはどこへ行ってしまったのか?と先の歌にも歌われました。
さてトム・ダウドによるメンフィス(サン・スタジオ)録音がこの「Measure Of Pleasure」('68)で、それまでの明るいフォークロック路線とはややスタイルを変えています。全体に地味ですが、悪くないです。68年なのでバックのクレジットはありませんが、南部のミュージシャンによるブルージーな演奏が逆に都会的なムードを浮き彫りにするというのは、ダスティ・スプリングフィールドやルルの南部産のアルバムですでに立証済みです。
"(What Dis Mean When She Said)Good Luck"は、ディラン風でもあります。ベストトラックは泣かせる"How Can I Be Sure"。