ひとりマッカートニー

Listen Listen: Best of

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■Liste Listen〜The Beat Of Emitt Rhodes
エミット・ローズの事を知ったのは80's、確かNHK-FMの「軽音楽をあなたに」のビートルズ・フォロワーの特集だった気がします。ELOとかバッドフィンガーとか(あの当時貴重だった)パイロットとかに交じって聞きなれない名前のアーティストがあって、"She's Such A Beauty"がまるで"Martha My Dear"だったのにびっくりしました。ビートルズというよりはマッカートニーのクローンのように感じたものですが、当時ローズに関する資料を見つける事が出来ず、エアチェックされたカセット・テープの中でも謎の人でした。
時は過ぎて同じNHKの今度は萩原健太さんの番組で、ローズの何がしかの曲がかかった時、昔の事は全く忘れてましたが"Live Till You Die"を聞いて、そのまんまポール・マッカートニーだな、ん?この感覚昔もあったと思いだした次第。アメリカ人のsswでA&Mに何枚かソロがあることまでわかりました。その後2枚のソロがCD化されましたが、今手元にあるのは前身のバンド、メリー・ゴー・ラウンドとローズのソロから成るコンピCD「Listen Listen〜Best Of Emitt Rhodes」('95、Varese Sarabande)です。
メリー・ゴーラウンドの"Live"はバングルズがデビュー作でやって知っていましたし、フェアポート・コンヴェンションのデビュー作(Polydor)の冒頭に入った"Time Will Show The Wiser"がローズのカヴァーという事も。一番好きなのはやはり"Fresh As A Daisy"ですね。