★★お母さんの最後の一日('10テレビ朝日、東映)

原作・脚本:北川悦吏子
出演:倍賞千恵子常盤貴子京野ことみ吹石一恵橋爪功
北川(美濃加茂市出身)を恋愛の神様と祀り上げるのはどうかと思いますが、ホームドラマにも挑戦した1作。さりげなく泣かせる部分もあってなかなかいいのですけど、京都を舞台にしながら京都の方言がほとんど出てこない不自然さは大いにマイナスです。そもそもこれなら京都である必然性は全くないです。フッキー(三女)目当てでしたが、京野ことみ(二女)が好演。メタルフレームの眼鏡も似合ってましたし*1、ブータレた表情もうまい。長女の常盤は表情だけで芝居しすぎで、見てる方が暑苦しく感じます。ただし最後の方で倍賞が「手紙」を読み上げたシーンの後。あたしばかりが少ないと泣きだすシーンはリアルな感じがとてもいいです。
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*1:向田邦子の「阿修羅のごとく」の三女(いしだあゆみがドラマで、深津絵里が映画で演じました)へのオマージュでしょうか