#28 69年のCCR
CCRの音をスワンプ・ロックと呼ぶのはちょっと抵抗あります。僕の思う「ピュアなスワンプ・ロック」とは米南部のミュージシャンによる演奏でゴツゴツした手触りの、キャッチーなメロディーとは対極にあるような歪んだ音。まあロジャー・ティリソンあたりがイメージなのです。CCRの場合は望郷、憧憬としての南部なので、UKスワンプや葡萄畑など70'sの日本のロックらと同じです。なのでかろうじて1stは、スワンプに引っ掛かるかなあ、という塩梅。
■Bayou Country
- アーティスト: Ccr
- 出版社/メーカー: Fantasy
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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"Born On The Bayou"の武骨な感じがさすがです。このアルバムから"Proud Mary"(ジョン・フォガティが除隊の日に書いたと言われています)が#2まで上がっています。
この曲のリフはよく言われてるようにショッキング・ブルーの"Venus"に似ています。邦題は「驚異のニュー・ロック・サウンド」でしたが、音は全然ニュー・ロックではありません。
■Green River
69年にはあと2枚(!)LPが出ます。まずカントリー色が加わった「Green River」。
これは初めて買ったCCRのLPでした。タイトル曲はニック・ロウが"Stick It"で引用してますし、ヒット曲"Bad Moon Rising"のわかりやすさ、楽しさもありますが、全体として薄いです。
- アーティスト: Ccr
- 出版社/メーカー: Fantasy
- 発売日: 1990/10/25
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- アーティスト: CREEDENCE CLEARWATER REVI
- 出版社/メーカー: CONCO
- 発売日: 2008/10/06
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ヒット曲"Down On The Corner"もいいけどね。