#29後期CCR
■Cosmo's Factory:CCR
- アーティスト: クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1990/12/16
- メディア: CD
- 購入: 1人
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70年にはもう1枚「Pendulum」をリリース。ここからは"Have You Ever Seen The Rain"(#8)のヒットも生まれましたが、いささか地味という評価です。このあとトム・フォガティーが抜けトリオ編成となり71年に「Mardi Gras」をリリースして解散(最終作では民主的というか、他の二人がvoを取るナンバーも収録)しています。初期にあったスワンプ的なR&Bらしさは影をひそめいつからか、明るいカントリー的な要素がCCRのサウンドの基本となっています。オリジナルに忠実な"Hello Mary Lou"のカヴァーなどその典型です。
こういったカントリー趣味はフォガティーの持ち味で、解散後ブルー・リッジ・レインジャーズ名義で出たフォガティーのソロが全編カントリーのカヴァーだったことからも明らかです。
75年には再びマルチダビングを重ねたセカンド「John Fogerty」が何故かAsylumから出ますが、"Rockin' All Over The World"や"Almost Saturday Night"といった名曲がありながら、弱いのは一人でやってるからかなあ。
この後しばらくフォガティーはシーンから姿を消していましたが、85年の「Centerfield」でカムバック。"The Old Man Down The Road"はよくMTVで流れてました。
冒頭のスワンプはいかにもでした。
CCR解散後、ダグ・クリフォード(ds)とスチュ・クック(b)は72年にクリフォードのソロ「Cosmo」で共演。その後元クロウフットのラッセル・ダシエル(g)、ドン・ハリソン(vo)とドン・ハリソン・バンドを結成。AtlanticとMercuryに3枚のLPがあります。出来そこないのCCRといった具合です。