#32サンタナ
続いてはまたも飛ばして13章の「ラテンロックの台頭」です。主役はサンタナ。
メキシコ出身のカルロス・サンタナが60's半ばにシスコへやって来てサンタナ・ブルーズ・バンドを結成。グレッグ・ローリー(org,vo)、マイケル・カラベージョ(perc)をフィーチャーしたこの時期はラテン風味のブルーズ・ロックと言います。
ビル・グラハムのプッシュでデビュー前にしてウッドストック・フェスに出演。この時点でシスコ以外では全く無名の存在だったサンタナですが、その2ヶ月後の69年にリリースされたのがライオンのジャケットのでデビュー作です。#4。
■Santana
- アーティスト: Santana
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- 発売日: 1998/04/02
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70年には#1となったセカンド「Abraxas」(天の守護神)がリリース。ここからフリートウッド・マックのカヴァー,"Black Magic Woman"がヒット。オリジナルよりももっと泣きのgをフィーチャーしねちっこい演奏は、官能的なカルロスのgとラテン歌謡的なわかりやすさ、猥雑さが一体となったものです。後半はガボール・ザボの"Gypsy Queen"とのメドレーです。
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弱冠17歳だったというニール・ショーンを加えリリースされた「3」はジャケットにいっさい文字が入っていない事で知られています。
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"Everybody's Everything"では、タワー・オブ・パワーのホーン・セクションが参加して比較的聞きやすいです。(#12)
初期の3枚がラテン・ロック・バンドとしてのサンタナの重要作品ですが、この後ジョン・マクラフリンやスリ・チンモイ師に傾倒しジャズ的、宗教的な世界に入ってゆくのです。