世界初CD化!

■Emotion〜The Music Of Patti Dahlstrom

Emotion: Music of Patti Dahlstrom

Emotion: Music of Patti Dahlstrom

パティ・ダールストロムは、70'sに4枚(Uni〜20th Century)LPを残した美人sswで、何故かCD化が遅れてた人。今回英Rev-Olaから20曲入りのコンピが出た事で各LPのCD化につながれば…とも思います。
72年の「Patti Dahlstorm」は、ザ・グループのトクシー・フレンチがprod。マイケル・オマーティアン(kb)、ベン・ベネイ(g)、ジェリー・シェフ(b)らが参加。セヴェリン・ブラウンとの共作"Get Along Handsome"はなかなかのキラー・チューンで、トータルでのベストトラックかな。シンプルな"Rider"、"Wait Like A Lady"もいいです。いわゆるフォーク系のsswではなく、カントリー的な要素も少ない("What Ifはすこしある)です。

73年には20th Century〜ここの発売権はどこが持ってるのでしょう。ケニー・ノーランもここでした〜に移籍し、マイケル・J・ジャクソンのprodで「The Way I Am」をリリース。ヘレン・レディやキキ・ディーがカヴァーした"Emotions"(ヴェロニク・サンソンとの共作)が、今のところパティの代表作と言われてますが、ちょいMOR過ぎるかなあ。


ラリー・カールトン(g)、ディーン・パークス(g)、ネッド・ドヒニー(g)、デイヴィッド・スピノザ(g)、ジム・ゴードン(ds)、ブライアン・ガロファロ(b)、オマーティアン(kb)、クレイグ・ダーギー(kb)らが参加。再びセヴェリンとの共作"Cleveland Snow"、"Innate"がまあまあ。
タイトル曲はカールトンのgがメロウです。
このLPのプロモートのツアーは、マーク・スタイン(kb〜ヴァニラ・ファッジ)、アル・ステイリー(g〜スピリット)、スティーヴ・ローレンス(ds〜ロバータ・フラック)、マイク・ナスト(b〜フィーヴァー・トゥリー)だったそう。
この2作で20曲中16曲ですもの、重要度が分かりそう。
75年には「Your Place Or Mine」をリリース。ジャック・コンラッドとビル・シーンがprod。2曲の収録曲ですがややソウルっぽいイメージがあります
76年の「Livin' It Thru」は、ラリー・ネクテルのprod。時代柄プレAORっぽい感じもあります。"Without Love"はローリング・ストーン誌に「(セクシーな)見かけにだまされてはいけない」と酷評された曲ですが悪くはありません。