mind#3

Jess Roden

Jess Roden

■Trouble In The Mind / Jess Roden
アラン・ボウン・セット、ブロンコ、バッツ・バンドを経てソロになったジェス・ローデンが、アラン・トゥーサンを頼ってニュー・オーリンズでレコーディングしたのが74年の初ソロ「Jess Roden」です。ちょうどヴィネガー・ジョー解散後ロバート・パーマーが、「Sneakin' Sally Thrugh The Alley」を、フランキー・ミラーが「High Life」をかの地でこぞって録音。奇しくも英国のブルー・アイド・ソウル系のシンガーが3人、74年にアラン・トゥーサンprod、バックがミーターズでレコーディングしたという事実は覚えておくべきです。
さて若干のロンドン録音を含みますが、ローデンの初ソロを僕はずいぶん昔に入手し、結局は手放してしまったのです。その後何枚かローデン・バンドのLPを聞く機会があったのですが、70's後半のBBC音源がやはり一番の出来でした。しばらくオリジナルアイテムは廃盤で入手困難だったのですが、英Lemonからベスト盤が今年出て以後単体での再CD化が続く模様。
話をファーストに戻すと、レオ・ノセンテリ(g)、ジョージ・ポーター(b)、ジョゼフ・モデリステ(ds)、アート・ネヴィル(kb)、シリル・ネヴィル(perc)のミーターズ一派がバックを付けています。"Trouble In The Mind"は強烈なファンクでで、多分買った当時はピンとこなかったんでしょう。今ではきまくりますが。